か細い人生に何度目かの荒波が来た8月。
新潟から戻って来てあきらかに運気が変わった慌ただしい8月。

渦中の武田は7月末 新潟遠征2日目を過ごしてます。
朝7時 この日の新潟も暑いす。

ホテル出発すると ヒトも見当たらない新潟駅が遠くカゲロウの中で揺れています。
国道をひたすら歩き見えてくるのが2日目朝ラーのお店。
手仕事らぁめん 八新潟の吉野家第一号があった場所に居抜きで入った朝ラー展開する人気店。
瞬間的に資本系を思わせるとってつけたような外観。

こんなノボリ大嫌いなくせに ここの煮干喰ってみたかったわけで。
少し偏屈なワタシの性格が 老舗ではなく新鋭で冒険するよう仕向けます。

朝7時20分到着。フリークに好かれない気するも細かい情報で拾ったお店だし
ここまではあまり期待してなかったけど突撃です。

通常メニューは昼からの提供で。

朝だとメニューはこれだけ。無論 朝らぁめん狙いなんで
朝煮干の新鮮さ 目をこする胃にブチ込みましょう。

支店などは無くここ一本で勝負してるみたいす。

ワタシが提唱してるラーメン屋でがっかりさせる要素を
ふんだんに かつ着実に取り入れてる店のようなのに...
朝らぁめん失礼ながらセントラルかと思いきや 出て来たのは清楚なラーメン。
大きなチャーシューに負けないくらいのステキな具材に節浮く表層。

後半香り付けのこの柑橘系の威力も分かることに。
朝ラーの枠におさまらない贅沢な構成になってます。

てか 真面目にこの丼顔は好みす。
この時点でここのウィークポイントを全て払拭。

煮干風味効かせた優しく強いタッチの後味酸味感じる醤油清湯。
香味油が作用する出汁旨味と粘り過多なバランス良い口当たり。

喉越し良い自家製中太モチモチ麺。大勝軒思わせる噛み応えある食感。
最初はスープに合うか微妙ながら 食べ進めるうちにカチッとハマる心地良さ。

チャーシューは個人的には苦手な噛むと少し軋む食感。
薄いし硬めだしこの大きさに必然性は無いように思えますが。

面白いのが まさかの一反も麺が入ってるトコ。
新潟まで来てビヨーんと伸ばすなんて夢にも思って無かったすね。
82点/100点
朝ラー感覚を覆しつつ やや濃いめのカエシと完成された出汁はお見事。
となると気になるのは やはり外観イメージやメニュー構成の構築。

この店にきて思いました。店が放つ雰囲気は
ある程度創り込まないとダメみたいここまで美味い一杯を出せるなら居抜きで簡易な空間にするよりは
絶対に趣きを変えたほうがウケる気がしました。
ま ここで書く分には影響力もないでしょうが。
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