2013年 もうすぐ終わります。

都内の老舗店、人気店、新店ふくめて
今年はバランス良く廻れたと思ってます。


地方遠征も 毎月コンスタントに行けました。

2月青森 3月山形(山形,米沢) 4月富山,石川 5月山形(酒田,鶴岡) 6月広島
7月栃木,白河 7月愛知,岐阜 8月長野 9月京都,大阪 10月福岡 12月宮城　


2013年 総杯数は540杯でした。
感動できる一杯にあたることが やはり至福。

仕事も私的にも 色々と大変でしたが
ラーメンを通して 息抜きできたり。


2013年のまとめとして
とくに印象に残ったものを。



1月

東京高田馬場 やまぐち
今年新店の中でも ズバ抜け旨。


東京幡ヶ谷 裏不如帰
煮干の魔術師。節からの奥ゆかしさ。

2月

東京 蔦×不如帰 コラボ
衝撃の旨さ。ハマグリと大行列。


青森撫牛子 たかはし
煮干王国生粋のドロ煮干 遠征灯が見事に着火。


青森 田むらの鬼にぼし。
今年ダントツのMVP。これ以上旨い煮干はないです。断言できます。

3月

山形 龍上海
麺が旨いんすよねぇ とくに。


山形天童 水車生そば
蕎麦由来のひとつの回答を 鶏と共に。


山形 ケンちゃん
躍るようなグリン麺と脂の響宴。

4月

横須賀 庄太
神奈川新鋭であり奇才の兆し。


富山 大喜本店
富山ブラック ナメてましたね。これでもかのショッパー。


金沢 神楽
ヅラとれました 衝撃の旨さで。

5月

山形鶴岡 琴平荘
日本海にそびえ立つレジェンド。


山形鶴岡 龍横健
山形の麺の良さをあらためて感じる強さ。

6月

広島 つばめ
小鳥系の代表格。我がふるさとの誇り。


東京蒲田 暁
まさにサディスティックな衝撃ヌードル。

7月

東京三河島 二代目にゃがにゃが亭
冷し台湾そば。今年の冷しは レベル高すぎて昇天。


福島那須 とらや分店
バランスの良さと 軽々しく表現できません。


岐阜高山 豆天狗
ジワジワくるんですよ ジワジワと。


名古屋 如水
今年喰った塩で ダントツの衝撃。繊細さとしなやかさ。


名古屋 麺屋はなび
台湾まぜそば。ここを抜く台湾まぜは未だに無いすね。

8月

埼玉県比企郡 四つ葉
ハマグリ含めて この新店もかなりのレベル高し。


東京西新宿 麺屋翔
限定を数多く提供する中 この媛っこ地鶏は衝撃。


長野 ふくや
衝撃アツアツ中華には 旨味が満載。

9月

京都一乗寺 極鶏
鶏タプタプの超濃厚仕様。旨味凝縮の衝撃。


岩手盛岡 名店 中河
色々と受けた叱咤激励のなか 今年イチバンの衝撃臨休。

10月

埼玉熊谷 龍門瀑
整えられたカラシビ。本家より地味に旨かったす。


福岡博多 一幸舎
脂泡が表層に浮く まろやかな豚骨。

11月

東京池袋 丸尾中華そば
青森本店でもお馴染みのごくにぼアレンジ。


東京王子神谷 伊藤
シンプルで強い。煮干出汁とパツパツの自家製麺。

12月

宮城仙台 嘉一
店主のダンシング湯切り。鶏の扱いと龍上海からの麺サイコウ。


宮城大崎 いろは食堂
女将の強引な仕切りから炸裂されるじんわり醤油。

以上


ま あれですよ
ラーメンも 人生も色々です。


ステキな2013年 ありがとうございました。

来年もよろしくお願いいたします。
色々とごちそうさまでした。

武蔵境の油そば喰らおうと出かけ まんまとフラれた激サムサタデー。
中央線沿いをそのまま歩き 東小金井までやってきました。


くじら食堂
2013年9月OPENで店主は都立家政の名店 七彩出身。期待高まります。
夜営業のみとハードルも高かったため この師走にようやくの訪問す。


開店前から店頭に 良い香りが立ち籠めてます。
開店時間を1時間間違え しばし待機流れの悲劇。


開店18時と同時に一気に店内満席。客席の後ろ通路に製麺機が鎮座。
醤油、塩、つけの3本柱。麺量150g 200g 250gと選択可。


限定も積極的に提供してます。先日まで味噌提供しつつ訪問時は生姜そば。
ゆずネギらー麺も合わせて常連は速攻注文。接客丁寧で物腰柔らかい好印象。


醤油らー麺
あー これは旨そう。喰う前から直感する感じ。
出汁香りもかなり良い丼顔ステキすぎる渾身一杯。


2種類チャーシューにコリコリメンマからのネギ構成。
早く触れたい自家製手揉み麺も垣間見れる鬼形相。


生醤油効かせた鶏旨味凝縮の塩気適度で後味余韻長く続くじんわり清湯。
口当たり滑らか油効いたまま 輪郭もった魚介風味がしっかり。


モチプル食感と絶妙跳ね返し七彩譲りの自家製手揉みちぢれ麺。
スープ絡み激しい相乗効果の200g 激ウネり仕立て。


2種類のチャーシューも各々の食感と旨味活かして美味いす。
胡椒味付が際立つコリコリメンマも優しいスープの良いアクセントに。


89点／10点
ホッコリじんわりな醤油清湯に自家製の手揉みちぢれ麺がサイコウ。
店の雰囲気も接客も温かく 常連もすでにたくさん居るようすね。

また伺いたいと思います。

今年最後の平日勤務で池袋へ。もうヘロヘロです。
清湯でもなければ 煮干しでもないホッコリ老舗店へ。


麺屋ごとう
東池袋由来の味わい漂う名店。
以前ほどの大行列はないまでも定期的に伺いたくなる温か雰囲気健在。


お馴染みの後藤兄弟に お母さんの3人体制もそのまま。
息の合った手際良い流れがダイスキです。


このご時世で 中盛300gまで同額の650円。
目まぐるしく変わる池袋を支えてきた 名店の凄みすね。


ラーメン 中盛
盛り付け方から配色まで変わらずキレイすね。
スープ量も適度なこれぞ ごとうのラーメン。


味付け濃いめのメンマに 厚切りチャーシュー盛り。
大勝軒由来の海苔に半玉のキレイな構成。


煮干ふんわり風味のあと鶏ガラや豚の動物系がジワジワくる醤油出汁。
舌慣れてくると野菜などの奥深い風味マシ。出汁コクとカエシバランス絶妙すね。


モチモチ自家製中太ストレート麺はかちどき製粉の極上小麦使用した上質設え。
スープ旨味しっかりと吸い上げる最後までダレずに美味いお見事構成。


出汁旨味染み込んだ肉厚柔らかチャーは風格ステキな絶品設え。
ホクホク半玉も途中アクセントになって色合い的にも全体を締めます。


86点／100点
煮干と動物のバランス良いスープに自家製のモチモチ麺が存在感発揮。
前回はややブレもありつつも 今回は絶妙なバランス。

ちなみにごとうは 31日〜3日までお休みす。
ごちそうさまでした。

魔の12月は 激務と飲み会がひたすら続く休肝日も全くない ヘロヘロ師走。
この日は25日クリスマスの神田で会合。仙台遠征から体調崩し声がもう出ません。笑


鮮魚らーめん 五ノ神水産
2013年12月18日OPENで五ノ神製作所の4号店。洒落た店内はゆったり。
鮮魚をコンセプトとする新店へタイミング良く訪問。19時前で客も疎ら。


銀だら、焼き鮭、雲丹の三大搾り構成。
そもそも海老や牡蠣を軸とする甲殻類が苦手で ウニいくらなどグロ系は避けて生きてます。


らーめん 焼き鮭搾り
鮭まんまのビビット色のスープ。鮮魚推しの香りも顕著すね。


目視だけでも分かる粘度と色鮮やかな配色。
具の構成も実に個性的です。


まんま鮭旨味閉じ込めたトロ旨スープ。ハラス寄りの塩分効かせた後味とささやかな動物系コクも。
ブワッと直接的に広がる魚介な風味を感じるも 鮮魚臭みや過度な味わいは極力抑えた感じ。


自家製の中細ストレート麺。ツルモチ食感で 期待通りかなり美味いす。
個性ある魚介スープに割って入らず それでも存在感をしっかり残してます。


具構成面白く 鶏チャに三角メンマからのベーコンと胡椒効いたサイコロポテト。
焼き鮭の切り身もしつこさ無く コロジャガホクホク食感で濃厚な鮭と好相性。


84点／100点
鮮魚をコンセプトにした五ノ神ブランド。賛否や好みはあるにしてもワタシは好きです。
無論 ウニには手をかけませんが 機会があれば銀だらも喰ってみます。


このあとは みますやでシッポリと。酒と鮭。男と女。
神田の夜は 更けていきます...

ごちそうさまでした。

年の瀬 さらに激戦区三ノ輪に待望の新店が。タイミング良く早々に訪問。
今年三ノ輪界隈にできた新店どれもレベルが高いように思えます。


ラーメン屋 トイ・ボックス
2013年12月15日OPEN。店主の山上氏は浅草は与ろゐ屋出身。
これまでも名店やまらぁ、鶴若、晴で間借り店舗ガイ・キッチンを営業。


ガイキチ時代はやまらぁで既食。食券機はシンプルに醤油だけの構成すね。
当初 塩も提供予定でしたが 訪問時は開示がない様子。


醤油ラーメン
会津地鶏を使用した美しい醤油清湯。
ガイキチ時代同様 繊細さが滲み出てます。


作業工程も相変わらず丁寧で鶏油を丼底に敷いてから タレ、出汁と投入。
2回目の鶏油は 具を盛った後でさらに上からゆったりと。出汁の香りが良いすねぇ


地鶏の旨味とキレのあるカエシが効いた醤油清湯。
雑味は無く 鶏油も手伝いながらジワジワ旨味を感じます。


少しザラつきのある中細ストレート麺。
ザクモチ食感で 歯応えある香り豊かな印象。


丁寧に下処理された2種類のチャーシューは鶏の味わいと豚のジューシー加減も美味。
穂先メンマや ネギのアクセントも効かせながら最後まで美味しく一気に完食。


88点／100点
会津地鶏の旨味溢れ出したじんわりな味わい。丁寧な作業がしっかり反映されてます。
この手の醤油清湯は正直今年多く見られましたが 三ノ輪の地で再訪必至の確かな一杯でした。

ごちそうさまでした。

先日 絢を訪れたとき以来すね... 仙川の駅は相変わらずのひっそり仕様。
タイミングがなかなか合わず ようやく行けた仙川新店。


中華そば しば田
2013年11月28日OPENの新店。先日閉店した吉祥寺名店 楽々出身の柴田店主。
開店の40分前到着で先頭。開店時には20名の列。すでに人気店すね。


食券機はシンプルで 中華そばと煮干しそばの2枚看板。


各々説明が丁寧に書かれています。
仙川に来る機会もあまりなく どちらも人気と云うことで今回は店内連食を。


↑中華そば
ノスタルジックで美しい王道の中華。
スープの香りがしっかり出てます。


表層キラキラの醤油スープにメンマとネギからのカイワレとチャーシュー映えます。


鴨ガラと魚介出汁を合わせた旨味加速の醤油清湯。
やや甘めの後味で 昆布や野菜などの旨味も出てます。


三河屋製麺の中細ストレート麺。ツルザク食感の歯触り良い味わい。
後半スープとの絡みが やや弱い印象も受けながら小麦香り高い滑らかな食感。


オーブンで焼かれた香ばしいチャーシュー。
薄めながら脂身過多で スープにも馴染んでいきます。



↑煮干しそば
泡立ち良い煮干し香る一杯。
こちらも美しく 整った顔立ちすね。


大量の煮干しを使用した濃厚煮干出汁。
節を浮かせた表層は 油膜張りで終始アツアツ。


上品であっさりとした煮干清湯出汁。油のまろやかさと煮干の軽いエグみ特徴。
煮干風味にキレのあるカエシがじんわり。ビターな後味含めて丁寧にまとめた感じ。


84点／100点 （煮干しの方が好みでした。）
新店でもレベル高い店が 今年は多かったなぁ
中華も煮干しも バランス良く美味いす。

さらに磨きがかかると思いますので今後が愉しみすね。
ごちそうさまでした。

早朝SAで仮眠をとってからの
この遠征 最大の課題店へ。


寒いすが 朝日がキレイすね
身体重いすが テンションは加速気味。


えっちらほっちら 大崎市の現場に到着。
この立地や雰囲気ごと 味わえる名店。


いろは食堂
宮城が誇る歴史的重鎮老舗店。
県内には古川南町に支店と ご子息の尹呂葉が。

開店1時間以上前に到着するも まず入口が解からず。笑
そのうちゾロゾロ来た地元客に 裏にある入口を教えていただき・・


すでに抜かされていた 10人以上の並びに接続。
このローカル治外法権的ルール さすがに分からず。泣

定刻の11時まで 列でご一緒した地元民の方々に
店の歴史やしきたりを教えていただきます。


歴史ある旧家の趣きそのままな雰囲気。
入店するとはじまる 名物女将の仕切り。

座る席から メニューまで
とにかく目を光らせる 女将さんの指示を待つしきたり。


先に提供される 箸と漬け物が手元に。
もうすぐ あなたの番ですよ、な合図。


らうめん
赴きある 透き通ったじんわり醤油。
カエシの香りも良いすね。


琥珀色のスープに浸る この感じタマりません。

田舎造りの大広間で食べる温かい雰囲気の中
各テーブルで感嘆の声があがってますね。


鶏ガラじんわりの醤油清湯出汁。
表層の油も効いており 終始アツアツ仕様。

やや甘めのカエシも適度で
コクのあるやさしい出汁が下支え。


やや柔めに茹で上げた 細ストレート麺。
滑らかな食感で 優しい味わいスープとの相性良いす。


特製ラーメン投入のロースを揚げたパーコー風とは違い
デフォのラーメンは 衣ついた柔らか鶏チャーシュー。

出汁の旨味をしっかりと吸った 味わい深い設え。
噛むときの歯触りも良く ジューシー加減爆発。


8点／10点
鶏ガラじんわりの優しく強い一杯。
宮城レジェンドな味わいをいただきました。

猛烈な数のカレンダーと サブちゃんに囲まれつつ
至福の時間は 静かに終わります。


宮城遠征2日目のスタートを切りつつも
諸処の事情で このまま都内に戻ることに。

今回宮城を廻りましたが ご当地色が無い分
各店舗の個性やレベルがかなり高いことを実感。


今回廻れなかった ヘルズ、渡辺、くろく、遊大・・
加えて強烈な新店含めて 来春に再度伺いたいと思います。

いやいや 宮城アツいわ・・

宮城遠征初日 ラストのお店。

数々の不可抗力で 予定通りとはいかないまでも
仙台の名店選手層の厚さで なんとかリカバリーを。


すっかり日も落ちて 寒さが増してきます。
泉区でも やや郊外の立地なんでヒトも疎ら。


五福星
創業1992年。2006年に青葉区から ここ泉区に移動。
同敷地内に製麺室もあります。

店内は活気ある居酒屋のような雰囲気。
独特の温かみある接客も好印象。


一番人気の肉そばを中心に 数多くのメニューが。
生ワカメは 年明けまでお預けすね。


シルク入りの自家製麺がウリのつけ。
今回のつけ博で提供した トンテキつけ麺も夜限定で。


↑らーめん
体調的な事由により
ベーシックな醤油をいただきます。


柔らかいチャーシューに ネギ、メンマの構成。
背脂効かせた肉そばとは違い 油もかなり弱め。


豚骨と魚介のバランス良いWスープ。
やさしい醤油の口当たりに 和出汁の香りが印象的。


自家製麺の平打ちちぢれ麺。
しっかりコシがあって 小麦の香りが立ってます。

見た感じゴワモチを想像しながらも
スープとの絡みを重視した 啜りやすい設え。


圧力鍋で煮た 柔らかチャーシュー。
スープも適度に染みており 噛むたびに出汁と肉の旨味が。



↑つけ麺 冷もり
非常に特徴的なつけ。

桜エビ効かせたタレに
大量の海苔で覆われたシルク麺。


シルク入りの全粒粉極太麺。
麺だけでいただくと ゴワモチ食感に合わせて独特の辛味が。

あらかじめバルメザンチーズとタバスコが
モチモチ麺にしっかりと絡んで 面白いすね これは。


低温焙煎の桜エビが効いたつけダレ。
大量のネギや具材の浮いた醤油ベース。

海老の香ばしさと背脂甘味推しの
ズルズルと食べやすいシャバ系仕様すね。


ゴロチャーシューが投入されております。
柔らかくて ジューシーな豚さんだこと。


7.5点／10点
仙台屈指の人気店で自家製シルク麺を。

帰りに奥様とも少しお話させていただきましたが
心温まる接客や居心地の良さでほっこり。


体調を崩し気味の身体を温めます。
超スーパー銭湯に スーパー寒い外気。

午前3時まで仮眠しつつの激疲れ初日。
充実しすぎた一日でした。

宮城遠征 6軒目。

予定してた行程通りにはいかず
ここまで何とか リカバリーしつつ。


名店 くろくに訪問すると
まさかの 夜営業貸切の悲劇ックス。

これも遠征の醍醐味か
ヒキの弱さをあらためて痛感しつつ次へ。


麺屋 とがし
店主は麺屋武蔵出身。住宅街立地の名店すね。

閉店間際の訪問ながら
次々と客が入店してきます。


とがしの特徴として
エビの白 魚の黒 スパイスの赤を選択。

麺の量を選ぶだけでなく
あっさり(中太麺) か こってり(極太麺) まで選択するという
まさに選択カスタム大好きシステム。


白 黒 赤 の3種類には 各々つけ麺も。
限定やトッピングも豊富すね。

店内は活気あって 洒落た内装
若者やカップル率がかなり高いす。


↑らー麺 白
とがしの代名詞 エビの白。
ズッシリ濃厚加減が出てます。


炙ったチャーシューに 2種類のネギ、メンマの構成。
エビの香りが漂ってます。


香ばしいエビ油を効かせた濃厚豚骨魚介。

個人的には甲殻類が苦手ながら 海老風味が嫌みなく
濃厚な出汁の旨味が際立って バランス良いすね。


自家製のストレート麺。
弾力あって このモチモチ食感 かなり好み。

海老の風味と 出汁の旨味も吸い上げて
濃厚なスープと共にスルスルいけます。



↑らー麺 黒
煮干を中心とした濃厚豚骨魚介。

単純な豚魚王道系でなはく
濃度の加減や煮干油が特徴的。


煮干ガツンな濃厚魚介豚骨出汁。
軽い粘度を伴いながら 旨味を凝縮させた設え。


こってりでお願いしたんで モチモチの極太麺を。
コシの強い手揉み麺で モッチリとした食感。

濃厚な出汁を纏わせながら 旨味吸いあげる設え。
白の中太麺同様 麺かなり美味いす。


丁寧に炙られた柔らかチャーシュー。
浸かり具合良いすね 旨味マシてジューシー。


8点／10点
濃厚なスープに特徴ある油セレクト。
自家製のモチモチ麺も激ウマすね。

全国区のあやPも言っておりましたが
地方にある武蔵出身者が こうしてレベル上げてる気がします。

ごちそうさまでした。

みずさわ屋から 再度市内に攻め込みます。
2年前に喰らった仙台二郎 変わらず人気すね。


そのまま 南下していきます。
えらく駐車場 空いてるとおもいきや


お目当ての麺組は まさかの麺切れ。
この時点では 明日激烈訪問にしようと。

ただ人生も遠征も
思い通りにいかないのが また一興。


らーめん 本竈
2008年にこの場所に移転。

一見 資本がらみに見えつつも
ここから名店が輩出されてます。


イチバン推しの海老わんたん。
魚ダシ醤油と塩に つけや辛いのもあります。


↑醤油ラーメン
濁り気のある琥珀色のスープで
力強さ窺える シンプルな構成すね。


時間をおくと すぐに膜を張る表層に
メンマ、ネギ、海苔にチャーシュー。

まろやかな油も繊細で
スープの旨味とアツさを助長してます。


キレのあるカエシ効いた じんわり醤油清湯。
鶏と魚介のバランスを重視したタイプ。

魚介の風味が先攻しますが
経過と共に 鶏の旨味がジワジワ。


店主の父親が営む製麺所 丸松製麺の中細ストレート麺。
ツルモチ食感で スープとの絡みも良いす。



↑海老わんたん麺 塩味
ネギ浮く なんとも美しい塩清湯。
とにかく香りが良いす。


鶏ガラやげんこつなどの動物系と
風味豊かな魚介系を合わせたWスープ。

海老ワンタンはチュルチュル食感の
塩味染みた餡詰まった 激ウマ仕様。


程よい塩気と 味わい深さが染みる清湯出汁。
まろやかな口当たりが印象的。


チャーシューは醤油も塩も同様で
脂身活かした 柔らか仕様。

出汁の旨味と肉自体の味わいを備えてます。
ゆっくりと油が スープに溶け出す設え。


7.5点／10点
素材にこだわった証拠にベース良いスープ。
醤油も塩も バランス良く味わい深いす。

このあたりから移動の効率化を。
次のお店行ってみます。

仙台市内で絶品 嘉一を喰らってから
少し位置をハズしつつ 陸前落合駅へ。


今年の始めに 宮城の申し子ターナー氏と
伊藤商店に行きましたが その辺りすね。


中華そば みずさわ屋
昔ながらの中華そばを提供する名店。
店主出身 岩手県水沢市からの屋号由来。

週末の通し営業もありがたく
店内 大きなコの字形式のカウンターも賑わいが。


全品 醤油味のみで割り切ってます。
価格も良心的で 煮卵も人気。

厨房では みずさわ屋特製タオルをアタマに巻き
常時4人ほどでテキパキ作業してます。


迷いましたよ そりゃ。
ただ初訪で チャーハンは場外乱闘の反則でしょ。


↑やわらか肉そば
ヒタヒタのスープが特徴で
大判のバラチャーが惜しげも無くフタをしてます。



↑中華そば
当然ヒタヒタのあっさり醤油スープ。
しっかりと浸かった麺が泳いでます。


チャーシューにメンマ、キヌサヤの構成。
彩り豊かに さりげなく盛られて感じが良いすね。


魚介出汁の効いたすっきりとした醤油清湯。
動物系の旨味も軽く感じ 後味は若干甘め。

ややコク弱めで 余韻が続かない印象も。
シャキシャキネギとの相性 良いす。


麺は細ストレートで 茹で加減も柔め。
好みにも依るかもすが 個人的にはこのそうめん食感 やや苦手。

スープとの相性は悪くないまでも
食べ進めると持ち上げ重く 若干飽きてくる印象。


繊維密度の高いミシミシチャーシュー 柔らかいす。

キヌサヤの味も この手のあっさり系に良く合って
食感もしっかりと愉しめる設え。


普段 あまりやらないことすが
卓上の胡椒を振りかけてみました。

スパイスが効いて 良いアクセントに。
あっさり醤油スープを軽く引き立ててくれます。


6.5点／10点
なんだと問われれば
麺だと応えるでしょうね。

ごちそうさまでした。

宮城遠征3軒目に据え置いたのは
今回 一番愉しみにしていたお店。


卍をあとにして 国分町のキレイな街並を。
2軒を廻り 13時ちかくになってます。


中華そば 嘉一
2009年10月OPEN
龍上海で修行された店主のお店。

今回遠征の中でも常時30人と 一番並んでたお店。
接続から着丼まで1時間以上かかりました。


中華そばに 塩中華、三陸わかめの構成。
一品や御飯ものも人気で 皆バンバン頼んでます。

自分らの直前で お目当ての鶏皮が終わる衝撃。
醤油浸けされた 絶品皮を頂きたかったんすがね・・


もうひとつの名物は 高速回転で動く店主の捌き。
斬新なダンスのような熟しで 独特な麺あげを。

大鍋で泳がせた麺を 平ザルでリズミカルに切る様相に
度肝抜かれましたね ほんと。


↑中華そば
シンプルながら 美しく整った鶏清湯。
余計なモノを削ぎ取った感 丸出しの一杯。


青森県産のコク深い鶏をこだわり使用。
やはりこの手の形式は うっとりします。


なんともキレイな琥珀色の醤油清湯。
鶏の旨味を最大限に引き立てた設えすね。

表層を覆うまろやかな鶏油のおかげで
最後までアツアツ仕様。


コリコリ食感が特徴的な鶏チャーシュー。
小振りながら この存在感は絶大。



↑塩中華そば
迷うこと無く 美味そうです これ。


塩中華のほうが ふくよかな鶏旨味が明瞭。
絶妙な塩加減に 締まった鶏の旨さ。

変わらずのアツアツ仕様で
鶏の旨味が凝縮した まろやかな口当たり。


麺肌滑らかな 手揉みちぢれ麺。
絶品スープの懐に素直に入っていく ツルホク食感。


9点／10点
美しくコク深い 純鶏出汁の美味さときたら。
シンプル。旨味。調和。鶏。リズム。流れ。色々と。

スキですね これは。
ごちそうさまでした。

何処にでもあるんですよ
独特の規則と云うものが。


宮城遠征2軒目のお店に。
名取から 仙台市内に入ってきました。


中華そば 卍
仙台初 二郎系の祖と称される名店。

云うまでもなく 店内撮影禁止。
いやはや 美味しくいただければ充分で。


店に入ると プッシュボタン式の食券機が。
無愛想な店主が独りで切盛してます。

店内に張りつめる空気は
まさに社会主義国を彷彿とさせる様相。


中華そば
文横卍で提供されていた中華そば。

チャーシューが2枚に
メンマとネギのシンプルな構成。

醤油清湯ベースで 動物系と昆布などの和出汁推し。
生姜の風味がしっかりと効いてます。

硬めのパキツル自家製ストレート麺。
スープとの相性も良いすね。


8点／10点
以上です。

先週末 麺友ハッスー氏と宮城へ。
早朝4時 都内から一気に東北突入。


都内から進むと分かり易いすが
北に進むにつれて 寒さも増してきます。


9時過ぎに 宮城遠征1軒目となるお店に到着。
開店までしばし車内で仮眠を。

と 開店30分前には客もドカドカ来るため
寒空の下 先頭で並びます。


麺屋 八
県内 本竃出身の店主が織りなす味噌の名店。

仙台から南にあたる ここ名取市へ2012年1月に移転。
店内温かい雰囲気に包まれてます。


主軸になる味噌のほか 醤油に伽哩ラーメンも。
週末限定で痺辛もありますが まぜそばかな？

開店と同時に 一気に客が押し寄せるのも人気の証し。
六厘舎ライクで お隣部屋がウェイティング室。


味噌ラーメン
濃厚そうな味噌の上に
大きなチャーシューがドカンと鎮座。


大判の柔らかチャーシューに ネギ
特徴的なのは コリコリの山クラゲ。

味噌でこの組合わせは 興味深いすね。


辛味噌
別皿の甘辛の豆板醤仕様。50円。
これを後半溶かしていただきます。


ドロ濃厚で コク活かした味噌スープ。
長野の白味噌と 仙台の赤味噌をブレンドしたトロみ仕様。

山椒の軽いシビレと ニンニク風味がアクセントに。
経過と共に 味噌の味わいと山椒の刺激が押し寄せてきます。


自家製の手揉みちぢれ麺。
とにかく このグリングリン麺が美味すぎるっ

噛むたびに跳ね返してくる独特のモチモチ弾力と
ポクツル食感が特徴的な絶品麺。


辛味噌を溶かしながら 味噌スープに馴染ませていきます。
辛さだけでなく 同時に味噌の旨味も引き立つ感。

二人で分けましたが 辛さなど鑑みると
ひと皿丸ごとで丁度良さげ。


8.5点／10点
山椒効かせた特徴ある濃厚味噌に
激グルングルンの自家製麺が見事なマッチング。

飄々と提供するあたりサスガすね
いきなりのレベルの高さにウナります。


寒さを残しながら 次のお店に向かいます。
美味しい味噌 ごちそうさまでした。

渋谷から 六本木の本社に帰る
都営バスの停留所から近い という理由で。


そういった理由で 入店するのにも
多少の抵抗がある かつての激人気店 唐そば。


ラーメン 唐そば
九州の黒崎にあった唐そばの2代目店主。
都内では 渋谷公園通りにも店あります。


メニュー構成は
ラーメン700円。大盛ラーメン800円。
つけ麺 800円。並 1.5玉 大 2.5玉 特 4玉(同一料金)

加えて ゆで玉子 50円。おにぎり2ヶで100円。
以上の わかりやすい構成。


つけ麺 大
基準は不明ながら 2.5玉という扱い。
シャバな豚骨つけダレに 細麺の組合わせ。


ライトな豚骨出汁のシャバ系つけダレ。
コクを活かした流行がち濃厚系とは対極の設え。

豚骨推しながら 後半塩分が顕著に。
麺と絡めて濃度薄くなると 余計に際立ってくる感じ。


自家製麺の細ストレート麺。
ツルシコ食感で デフォはやや硬めで提供。


ザブンと ダイブさせて ズルズルいきます。
持ち上げも良く 絡みも抵抗ないすね。


最後に 柚子胡椒を投入。
まろやかな豚骨の良いアクセントに。


6点／10点
塩分やや過多の まろやかシャバ豚骨と
自家製細麺の絡み良いす。

あと細麺にもかかわらず
提供に時間が掛かりすぎるのも難点。

ごちそうさまでした。

またもやの大森で下車。
ゴミの清掃局が まさかの大森で。


協議に行く途中で 老舗なお店に。
タイミングが合ってようやくの訪問すね。


中華料理 喜楽
創業60年以上の重鎮店。

かの有名な渋谷喜楽と ここ大森喜楽とは
先代同士が古くからの友人だったとか。


店内はテーブル席で構成される 温かな雰囲気。
2階席も常備されている大箱のようです。

ラーメン550円をはじめ チャーハンや丼もの
定食から餃子まで大衆中華な設えすね。


ワンタンメン
650円の豪快な盛りが嬉しい限り。
大森喜楽の人気メニュー これは美味そうすねぇ


香ばしさとほのかな甘さが特徴の焦がしネギ
大量投入されて スープに浸透してます。

シャキシャキもやしに ゆで半卵
チャーシューからの 美黄色に染まったワンタン。


焦がしネギ浮遊の 鶏ガラじんわり醤油清湯。
カドのない柔らかい味わいが印象的。

焦がしネギも ただ香ばしいさを生むだけでなく
野菜の旨味が出たスープに調和して 甘味を感じさせます。


ツルモチ食感の中細ストレート麺。
柔めのあたりも嫌みなく 出汁の旨味に絡む良質加減。


厚みしっかりな ももチャーシューは
意外にも 柔らかでジューシー。焦がしネギも絡みます。

ホクホクの半玉ゆでたまごや
シャキシャキもやしもアクセント効果大。


チュルンなワンタンは6個も搭載。
餡がしっかりと詰まって 出汁との絡み良好。

味わいも食感も かなりの好みすね これは。


8.5点／10点
大森喜楽のワンタンメン 美味いす。
鶏ガラと焦がしネギの効きに 麺との調和。

個人的には 渋谷喜楽や大井町永楽より
こっちのほうが好みすね。


ざっくり大雑把でありながら
絶妙に計算されてるような。

老舗だからこそ出せるワザに脱帽す。
ごちそうさまでした。

久しぶりに恵比寿での打合せ。

都内も日に日に寒くなるんで
温まる味噌でも喰いたくなってきます。


師走はやはり忙しないすね
肩をすぼめて セカセカしてます。


濃厚背脂拉麺 つなぎ
2013年6月OPEN。3回目の訪問。

店主は京橋の味噌名店 ど・みそ出身。TRYにも掲載。
味噌を中心としたラインナップすね。


いつの間にやら つなぎの2トップやらが。
醤油もかるく推してるようです。

ほかにも 濃厚担々麺のブラックや
濃厚カレーや辛いメニューも増殖。


メニューも味噌と醤油を按分し
バリエを豊富にしております。

屋号にかけた つなぎを着た店員のキビキビプレー
丁寧で好感が持てますね。


黒烏龍茶のサービスもありがたいす。
卓上には山椒と唐辛子が。


濃厚味噌
背脂ありを選択して その恩恵を受けます。

横長に鎮座するチャーシューと
惜しげも無く乗せられた具も印象的。


そいや 穴あきレンゲ廃止されたんすかね
具をスクうのに便利でしたが。

歯触り良いシャキシャキもやしと ニラからの
プリプリコーンが最後まで食感に響きます。


背脂の効いたコクのある味噌出汁。
脂もほのかに起用させたアツアツ仕様。

やや粘度ありながら 生姜やニンニク風味も。
味噌の濃厚さとコク深さも続きます。


プリプリ食感の中太ちぢれ麺 相変わらず旨いすね。

麺の一方的な主張も控えめで 
濃厚味噌出汁にしっかり絡みながら食べ進められます。


チャーシューは柔かくて スープに馴染んでます。
脂身も特徴的で 麺や具と一気にいける良質豚。


唐辛子を後半ふりかけてもいいでしょう。
旨味が引き立って 味噌の風味もマシます。


7.5点／10点
数種類の味噌をブレンドした濃厚味噌。
食べやすく 迷わずにワシワシいけます。

ごちそうさまでした。

大森です。晴れてます。
時間無いんで サクサクお昼。


大井町、大森、蒲田と
京浜東北の泥臭さがしっかり出てますね

大学時代は大井町に住んでたので
大森も非常に馴染みあるエリア。


東京煮干中華そば 三三㐂
2011年11月25日OPEN
川崎にある玉の別ブランド三三㐂。

OPEN時は 鶏出汁を掲げた屋号ながら
現在は東京煮干中華がカンムリ。


メニューもOPEN時から変更してます。
東京煮干中華そばに つけの構成。

各々にあっさりがあり 辛いシリーズも。


お馴染みの一番搾りに煮番搾りはすでに廃止され
煮干を掲げる 分かり易い編成に風変わり。


卓上もゴマと ニンニクが。

注文を受けてから ひとつずつ小鍋で温めて
丁寧に作業を進めています。


とろりそば
泡立ちの良い 濃厚魚介スープ。
この時点から魚介の香りがプンプン。


ネギにメンマ、海苔からの ナルトにチャーシュー。
海苔は浸すと柔らかくなる逸品。


ひと口啜ると魚介の軽いエグみと風味がじんわり。
追って鶏出汁の旨味が続くWスープ。

後半 舌が慣れてくると 鶏出汁のトロ旨味が口内で充満。
鶏と煮干のバランス良い 塩分適度な口当たり。


歯切れの良い 自家製中細ストレート麺。
ザクツル食感の軽快な歯応えが印象的。


薄めながら大判のチャーシューは
柔らか仕様で 味わいもジューシーさ全開。


7.5点／10点
魚介の風味とトロ鶏出汁の好バランス。
分かり易く均整とれたスープ 美味いすね。

ごちそうさまでした。

港区大門は 会社と成田現場への乗り換え点。
ポタ鶏を喰いたくなり 表題のお店に。


鶏ポタラーメン THANK
2012年1月OPEN

ラーメンゼロ出身の店主が織りなす鶏づくし。
雰囲気ふくめ 接客良いお店。


OPENから見辛いと噂された食券機も
今では さらり、とろり、ぽてりの濃度表記。


冬期限定のmisoポタラーメンに
鶏ポタンタン麺、つけ麺も多ラインナップ。

鶏ポタを徹底して推し進めながら
女性客のハートもしっかり掴んでるようで。


ラーメン ぽてり
文字通り 鶏ぽてり感満載の激ポタ系。

レンゲも沈むことが許されない
高濃度の洋風ベジポタスープ。


泡立ち良い 鶏白湯と野菜ポタージュのミックス。

香ばしくて柔らかい 手羽先のチャーシューに
刻みネギと 海苔だけのシンプルな構成。


鶏の旨味凝縮のポタ系とろみスープ。
野菜の甘味も効かせつつの トロ濃度全開。

旨味濃厚ながら 後味もしつこくなく
終始まろやかな口当たりすね。


硬めでお願いした細ストレート麺。
ザクツル食感で歯切れ良く 麺肌は滑らか。

ベジでもジャガイモ風味が強いので
麺を啜るたびに 程よいトロみが纏わり付く設え。


炙りを効かせた芳ばしいチャーシュー。
鶏ポタスープにとっぷり浸かってます。


最後に卓上のカレースパイスを。

トロトロ鶏スープに 風味が溶け合いながらも
カレーに冒されることなく しっかりとコクが出ます。


8.5点／10点
濃厚な鶏白湯ベジポタ。
歯触りザクザクの硬麺も好みです。

ラーメンの枠だけにとらわれない感じが
女性にもウケてるんでしょうね。

また来たいと思います。

会社メンバーでの月イチ麺活。
大至から歩いて 神保町まで。


今年TRYにも絡んだ神保町のお店に。
ドロ濃厚豚骨を目指します。

東京神田 角中中華そば店
2013年6月OPEN

今回で3回目の訪問。
初回はデフォの中華そば、2回目にぶたつけを。


今回は右上の信州のご当地ラーメン
王様中華そばをいただきます。

相変わらずのメタル主張のカウンターに
3人横並びで待ちます。


王様中華そば
黒子胡椒と大量のネギを浮かせた信州ご当地。
見た目からして 食欲そそります。


都内で喰らった王様中華系の中では
比較的 胡椒は控えめ。

柔らかい長ネギに メンマ、ナルト
海苔にチャーシューの構成。


じんわりコクのある醤油出汁に
胡椒の軽い刺激と 長ネギの苦味がアクセント。

追いかけてくるまろやかアツアツ油感と
鶏や豚の動物系出汁にあわせて 野菜の旨味も。


ツルモチ食感の 中細ストレート麺。
旨味あるスープにしっかり絡んで 美味いす。


やや薄の柔らかチャーシューも
脂身をしっかり残して 旨味があります。

刺激主張しながら 食べ進めるうちに
出汁の香りと旨味がくっきり輪郭を。


8点／10点
軽い胡椒刺激とネギのアクセント活かした
アツアツの王様醤油スープ。

ドロ濃厚で推すだけでなく
こうした変化球を投げてくるあたりスゴいす。

ごちそうさまでした。

会社内部での定期的な麺活動。3回目は御茶ノ水界隈に出没。
何やら特殊ホームを計画中のようで目が慣れてくると川の穏やかさ感じます。


ラーメン大至
2007年7月OPENの御茶ノ水名店。
久しぶりの訪問です。奥に伸びるカウンター席がなんとも爽快。


まずは年末年始の動向から。


夜メニューを眺めつつ 店主の手際よい捌きにうっとり。


冬季限定の味噌も展開中。生唐辛子バターのせの辛味噌も。


ラーメン
普通のラーメンの最高峰。そう位置付けたクラシカルなラーメン。


ネギにメンマ、海苔、ナルト、半玉にチャーシュー構成。


キラキラ表層の王道醤油清湯スープ。鶏出汁の柔らかい旨味がじんわり。
昆布やホタテ、魚介の風味を残しつつ カエシ輪郭が出て来る良質スープ。


喉越し良い浅草開化楼の傾奇者 中太ストレート麺。
ツルモチ食感で程よい弾力感残す スープ旨味拾う味わい。


低温調理したチャーシューは肉の旨味と絶妙な食感を残してます。


78点／100点
ひとつずつの作業も丁寧でバランス良い反面 良い意味で突出したものを抑えた逸品。
相変わらずのほのぼのじんわりラーメン。これ自体が大至の良さだと云うことすね。


さて このまま少し移動しつつ 神保町でステキな一杯喰らいましょ。
ごちそうさまでした。

渋谷は猿楽町の改修案件。
渋谷駅からトコトコ 歩いて行くさなか


歩道橋から 意を決して
二郎系なぞ喰ってみようか と。

36にもなると 二郎離れが深刻で
大きく息を吸い込んでからの 気合い入れシャウト。


らーめん こじろう 526
雪が谷大塚526が 2011年6月 猿楽に移転。

武蔵小杉の支店にあたるこの店
寡黙な店主と 陽気な奥さまの2名体制。


塩と正油が軸。
右下の526正油は 汁なし。

からの 卓上から魚粉が消えてた事件。
胡椒、一味は健在でしたが。


正油
親父さんが間違えて脂マシに。

それでもいいんです。
一期一会ですから こういう場合は。


と 大きく構えていながら
まざまざ目をやると なんということでしょう。 

野菜にコンモリ盛られた脂のカタマリが
ボクを執拗に睨んできます。


比較的ライトな豚出汁。

表層の脂分も背脂もやや厚めで 終始アツアツ。
乳化もほぼなく まろやかな口当たり。


麺は自家製麺。店内におもいっきり製麺機。
ツルモチ食感のややちぢれ平打ち麺。

茹で加減はあくまで柔め。
好み分かれる気するけど 個人的にはデロ柔 苦手すね。


チャーシューゴロゴロ。3つのかたまり。
脂身やや多めながら 柔らかくてジューシー。


7点／10点
バランス良い マイルド豚出汁。
麺の柔さは個人的好み外れながら 優しいタッチ包括。

久々の526で 不慮の油まみれになりました。
ごちそうさまでした。

西武池袋な午後に
桜台の新店から軽く移動を。


練馬駅周辺の名店に
少し気持ちを整えて行ってみます。


RAMEN GOTTSU
2013年3月OPENの新店。

高田馬場の名店 渡なべ出身の店主。
お店はカフェのような 洒落て落ち着いた雰囲気。


らーめん、つけめん、まぜそば の明瞭な構成。

店内も明るく 接客も丁寧。
地元常連に愛される雰囲気 相変わらず良いすね。


まぜそば
今回は個性高いまぜを。

渡なべ流れの濃厚魚介ダレを
あらかじめ丁寧に 麺に和えられてます。


味わい挽肉玉が堂々の鎮座。
少しずつ混ぜながら 香りと存在感を発揮。

シャキシャキもやしに メンマ、青ネギなど。


三河屋の平打ちストレート麺。
モチモチ主張高く 喉越しも良好。

独特な弾力性を感じつつ 
この辺はもう 安心して喰い進められます。


レモンの柑橘具合で 濃厚な味わいを中和。

ソース由来の濃口醤油で
これまた 迷わず一気にいきます。


7.5点／10点
まぜも濃厚魚介の個性を適度に感じながら
バランス良くまとめられた 上品濃厚出汁で。

濃厚無化調スープの深さと
しなやかなモチモチ麺の組み合わせは絶妙。


帰りは銀河鉄道がお出迎え。

ま 色々とありますが
ごちそうさまでした。

仙川の激話題の新店に向かうつもりが
行列が判明した瞬間に方向転換を。

先週末のビューティフルサンデーに
池袋から西武線に。


競合ひしめく西武池袋線の中でも
しずかな激戦区になりつつある練馬周辺。


麺匠 竹中
2013年12月1日OPENの新店。

暖簾など掲げておらず
軽く素通りしましたが お花が誘導を。


淡麗鶏だしと 濃厚魚介豚骨、つけ麺の構成。

店主お独りの切盛のため
最低限のサイドメニューのようです。


淡麗鶏だしラーメン
キレイな醤油出汁に 繊細な具が乗る設え。
切立の器も シャープな印象を与えてます。


2種類のネギにメンマ、チャーシュー、揚げネギ。
柚子の欠片も薫り付けに。

表層の油もきめ細かく 香りも良いすね。
ただ 揚げネギはほんの少しなんで やや半端かも。


鶏ガラ効いた醤油清油出汁。
まろやかな油浮く 無化調で優しい味わい。

ユルいカエシのキレと 鶏の旨味がじんわり。
揚げネギの香ばしさも ほのかに効いてます。


国産小麦使用の大栄食品 中細ストレート麺。

ツルモチ食感の滑らかな舌触り。
スープとの絡みも良好で 香りも良いすね。


低温調理の網炙りチャーシューは小振りながら
ゆっくりと脂身と香ばしさが スープに浸透していきます。

個人的には この肉厚仕様の噛みちぎる感が
後半アゴを痛めて 少し苦手でした。


7.5点／10点
淡麗鶏だしのじんわりデフォをいただき
予想通り ほっこりできました。

無化調の醤油出汁と こだわり抜いた麺を味わいつつ
そのまま練馬方向に歩を進めます。

松戸での4名麺活
むさし野、兎に角ときて 最後のお店。


もう23時過ぎてますね 
深夜枠も比較的多い 松戸駅にて引き続き。


松戸中華そば 富田食堂
2010年11月OPEN

松戸不動の人気店 とみ田の別ブランド。
早朝7時から夜中まで 通し営業してるのも好感。


メニューの豊富さも然ることながら
早朝7時から深夜2時までと云う 驚愕の営業体系も特記。


前回喰った激ウマ中華そばが 今も鮮明ながら
今回は味噌を喰らう目的で。


食堂の味噌
通常の煮干スープに 焼き味噌をあわせた一杯。


網炙りチャーに メンマ、ネギにワカメ。
コーンの他 ワカメの味わいが味噌にも効きます。

このテンコ盛り感がまた良いすね
旨味ギッシリな設えが 食欲そそります。


煮干エグみを軽く効かせた グッとくる味噌。
コクをしっかり残して 油纏わせる口当たり。

ニンニク風味も活かした まろやかな旨味じんわり。


自家製の中細ストレート麺。

全粒粉のプツプツ食感も軽快で
味噌出汁に絡みつつのワシワシ感。


丁寧作業窺える 炙りチャーシューは芳ばしく
胡椒のユル刺激も絶妙すね。


7.5点／10点
おハツの味噌喰らいましたが
ベースはやはり 中華そばの煮干出汁すね。

ケーさんの中華も少しいただきましたが
下ブレなのか 初回ほどの感動 希薄かな・・


今年の年越しそば 受付してます。

甲殻系が苦手なんで 渡り蟹なぞは惹かれませんが
興味ある方は是非どうぞ。

常磐線終電で武田は帰ります。
お三方 ありがとうございました。

松戸麺活 2軒目は松戸駅周辺に。
22時近くになっても 俄然賑わってます（個人的感覚）


駅周辺には名店も多く
何度来ても 飽きさせない街すね 松戸は。


兎に角
2005年OPEN 松戸の超有名店。

4度目の訪問で行列ないのは初めてかも。
少し待ってから店内に突入。


ラーメン つけ麺 油そば
ここの3大構成については説明不要すね。

麺の量やトッピングは
客側の工夫と好みに大きく別れます。


大きなコの字配列のカウンターが
手際よく作業される厨房を囲む構成。

店の奥には製麺室も常備され
モチモチの自家製麺が毎日生まれます。


油そば
キレイなんだよなぁ 毎回。

香りや具や麺や丼 含め
全体的な演出が的確で ニクいです。


具は大判、ほぐし2種類のチャーシューに
メンマ、ネギ、カツオ節、海苔。

この詰まった感じが たまんないすね。


鮮やかな具も然ることながら
美味そうなタレの香りも感じます。

油も適度なキラキラ仕様で
丼底にしっかりと敷かれてますね。


麺は自家製のプリプリ極太麺。
通常でも250gを要するステキなボリューム。

コシがしっかりあって 小麦の風味がスゴいす。
タレとの絡みも抜群で飽きないモチモチ感。


タレと絡んで 何とも惹かれる香りが猛烈。
魚介の風味も生きて カツオ節がさらに助長。

見た目よりもあっさりとしているため
バンバン喰い進められる旨さと豪快さ。


最後はもちろんの割スープ。

油そばのシメとしては珍しい
超濃厚系の割出汁と来るならば


プリモチ麺を豪快に ダイブさせます。

極太麺の旨味を ふたたび感じる至福。
これは やはり美味いすね。


8点／10点
油そばだけの構成に留まらず
最後の割スープまで 一気に食べ進められる一杯。

何度食べても やはり感嘆。
ごちそうさまでした。

この日は宮城の刺客ターナー氏と都内で待ち合わせ
ハッスー師匠、ケータロス輩と そのまま千葉方面へ。


気が付くと そこは松戸で。
車内でも絶えない麺話ひと花。


味処 むさし野
2001年2月OPEN。松戸の名店。

18時から23時までの高ハードル。
静かな佇まいで 通りにしっぽりと。


21時過ぎの訪問ながら 店内は満席。
中華、塩、つけ、生姜を 4人でシェア。

壁にかけてあるメニューをしばし眺め
さらにしばしで 奥の座敷に通されます。


↑つけそば
和風テイストのシャバ系つけ。
端正な出で立ちで 盛付も鮮やか。


ほのかな甘味と酸味を効かせたサラサラタイプ。
クッキリとした味わいで 麺つけていくと旨味マシ。


ツルシコタイプ 平打ちのちぢれ麺。
持ち上げも良く 食感も良いすね。



↑塩そば
塩気を程よく効かせたバランス良い塩。
結果として これがイチバンの好み。


白ごまを軽く浮かした和風な設えで
出汁の香りがしっかり立ってます。


鶏出汁の下支えを感じながらも 
カエシと魚介風味も効いたバランス良いスープ。

雑味が無く 野菜の旨味もしっかりと味わえます。
丸みがあって美味いな これは。



↑中華そば
デフォの中華も和出汁軸の醤油。
キレイに整えられた設え 良いすね。


油を充分に効かせたスープに乗る具は 
メンマ、ネギ、ナルト、青菜、海苔にチャーシュー。

全体的に具の構成は ほぼ同じのようす。


鶏出汁じんわりの醤油清油。
やはり香味野菜の味わいが推してきます。

適度な塩気と表層の油分がまろやかさを助長する
最後まで飲みやすいタイプの醤油。


麺はおそらく どれも共通の平打ちちぢれ麺。

つけだと香りがしっかり立ちながらも
汁系だとプリプリ食感の味わい先攻。



↑生姜そば
冬季限定の生姜効かせた醤油。


このスープのインパクトは凄まじく
生姜の風味が一気に押し寄せる 分かり易い口当たり。 

見た目以上に キレのある生姜が前面に出て
じんわり醤油出汁の旨味は 後味で追ってきます。


個人的には 塩 > 中華 > つけ の順番。

生姜そばは あまりに生姜ガツンなんで
同じ土俵に乗せないでおきます。笑

気持ちも 身体もホクホクさせながら
次のお店に向かいます。

池上の新築現場着工に伴い
この日は 現場近くの神社で祈願祭を。


まずは 身を清めようと
モチのロンで 老舗店に向かってみます。


味の中華 十番
池上の庶民派老舗店。

今年いっぱいでお店を閉めてしまうため
なんとか来れて良かったです。


ラーメン400円。餃子350円。
良心的と云う以上に 心苦しい限りです。


メニュー見ても 驚愕の価格設定が襲ってきます。

細やかに厨房で動くご主人に
笑顔がステキなホールのお母さんステキすね。


地元のお年寄りから 職人さんまで
お昼にあわせて 一気に入店してきます。

和やかな雰囲気が なんとも心地良く
時間もゆったり流れてる店内。


ワンタンメン
老舗が生んだ ほっこりな一杯。
これで450円です。


濃口のメンマに ネギ、ナルトからの
小振りチャーシューに ワンタンがギッシリ。


鶏出汁じんわりの醤油清油スープ。
油もほとんど使用せず 素材の旨味を感じます。

カドが無く 飽きのこない口当たりすね。


麺は中細ややちぢれ。
喉越しが良く スープとの相性も抜群。


チュルんといただけるワンタン。
餡もしっかりと詰め込まれ 中からジューシーな押し寄せ。

これが5つ近くも搭載されてるなんて
やはり大したもんです これは。


7点／10点
今年で惜しまれつつ閉店の老舗な一杯。
ワンタンと合わせて じんわり醤油が染み渡ります。

長い間 池上で味を守り続けた貴重なお店
ごちそうさまでした。

神保町で軽い軟禁に遭遇しつつ
ふいに大通りに放り出される始末。


一瞬 明け方かと錯覚するような事態。

人生初 けいすけへの扉を開けるチャンスが
どうやら来たようです。


肉そば総本山 神保町 けいすけ
肉そばの総本山だったんすね。

一日なんにも口にしないまま
通し営業のこちらに 勢いよく突入します。


他店のPOPが壁面に並びつつ
体裁を失ったまま カウンター席にコシかけ。


総本山なんすから ここは間違いなく 肉そばを。
醤油に味噌、塩もあるんですね。


味噌ちゃんぽんも 限定で。
冬季にホッコリするのも いいでしょうねぇ


肉そば 醤油
チャーシューで覆い尽くされた丼顔。


濃黒なスープ上から盛られる ネギにメンマ。
生姜もこんもり添えられてます。


濃口醤油のキレと動物系のコク主体。
やや脆弱な口当たりすね・・旨味も終始 弱め。


プリプリの中細ちぢれ麺。
ツルモチ食感の 喉越し豊かな設えす。

あらためて実感しましたが
麺の良さも スープ旨味の土俵に乗ってナンボすね。


薄めのチャーシューが存在感を発揮。
肉汁感はジワジワ突出しつつも スープとの絡み弱め。


6点／10点
総本山 渾身の一杯。
ごちそうさまでした。

クタクタで流れ着いた浅草橋。
師走と云うだけあって 目まぐるしいすね ほんと。


今年の暑すぎた夏を経て
ようやく激アツの一杯を 恋しがる季節に。


らーめん 福籠
2013年6月OPEN

すみれ京都出身の店主。丁寧な接客。
今回は醤油狙いでの訪問。


今年のTRYでも
新人賞の味噌部門 上位と云う実力店。


味噌だけに偏らず 醤油、塩も。夜限定で昔風らーめんを。
ランチは大盛かライス無料を選択可。


醤油らーめん
純すみ系を継承するお店の醤油。
濃黒スープが特徴的な シンプルな装い。


期待を裏切らないアツアツ仕様のスープ。
ラードで蓋をして湯気出さないすね。

ネギにメンマ、モヤシにチャーシュー構成。
静かに佇んだ 濃密な黒スープが良いすね。


厚めのラード層に キレのある醤油の味わい。

濃度といい 油量といい
純すみ由来のコクと力強さが巧く醤油に活きてます。


浅草開化楼の太ちぢれ麺。
お膝元の台東区ならではの組合わせ。

プリプリ食感で 噛むたびにコシを感じます。
全く違和感もなく 美味いすね。


チャーシューは柔らか食感。
濃いめの出汁がしっかりと染みてます。


8点／10点
アツアツ王道の純すみ系が提供する醤油。
正直 味噌より醤油の方が好みすね。

次回は 夜限定でも頂こうかしら
ごちそうさまでした。