撫牛子を後にしてからも 雪の威力は留まることを知らないワケで。
もはや 線路と歩道と民地の区別もつかないす。

青森を巡る激烈1日目。
たかはし、鐵二代目 と幸先の良過ぎる かつ期待以上のスゴさ。

次なる駅は津軽新城。
地元同士の会話が このあたりから抑揚の無いラップのように聞こえてくるフシギ。

3軒目 お目当てのお店までひたすら雪道を上がります。
iPhone見ながらでも雪で道判らず... ヒトに訪ねるともっと判らずで
中華そば ひらこ屋やっとこさ 着きました。15:40到着で店内は3名。
人気店でも雪と時間の影響からか比較的静まり返ってます。

屋号にもなっている平子煮干は 鳥取は境港で有名な平子(ひらご) 俗称は真いわし。
広島の父親がこの煮干出汁をつかって味噌汁をよく作ってくれました。

煮干聖地でのこの構成。
どちらも平子煮干がベース出汁で津軽風のあっさりと豚骨出汁を加えたこってり。

3軒目で青森のペースにも徐々に慣れて。てか 店内凄まじいまでの煮干臭すねぇ
こっちのヒトはラーメン喰いつつ のんびりと新聞や漫画読むのがステータス。
とんこつ煮干そば (こいくち)あっさりと悩みつつ やはり濃口のこの一杯をセレクト。

煮干が抽出された このグレー掛かるスープ。
節キラキラで 展開が予想できない出で立ち。

大量の煮干を投入して動物系のコクを加えた濃厚煮干出汁。
強烈な煮干が攻めたあとは独特の酸味と苦味がじんわり。
慣れてくると豚骨の出汁の影響か動物系の旨味が前に出て来ます。

スクエア断面で柔め食感の自家製麺はストレートの中太。
都内の煮干店とは違い 青森では相性抜群に良いやや太麺合わせる傾向。

デフォでも遠慮なく盛られるチャー。柔か食感で味よく沁みる逸品。
92点/100点
もうね 美味いす。青森煮干は想像以上に美味すぎですねぇ
厳選された煮干の使い方。絡める麺との相性。苦味と酸味からの動物系のコク。

上がりきったテンションで雪道をまたも駅まで戻ります。
誰も居ない駅の待合室でランニングシューズを乾かすこと25分。

来た電車に感謝しながらドア開閉ボタンを押します。
新潟以来の開閉ボタンは実に心地良いす。

のらりくらり着いた青森駅。
ヒト気もそこそこに気温もそこそこに。
ただ
気持ちだけは妙に温かかったり。