城東エリアの麺活。美学屋を皮切りにゆっくり強く廻っていきます。

引き続きチェさんと城東の名店を巡ります。ふたりで歩きながら

話題にあがるのは麺と女性の神秘について。

突如として現れる看板があったなら疑う余地もなくそれこそが二軒目のお店。

 

和風らーめん 金子

ここの佇まいステキす。申し訳なさそうに咲く花の奥で開花する力強い名店。

淡い黄色の看板ココロが落ち着きます。

店内にはPOPで記された説明書きが。無化調や自家製の文字が躍ります。

云われなくとも伝わる雰囲気がこれまたイキ。

このメニュー何かが確立されてる仕様に武田も溜め息とここできました

和風らーめん

着丼の瞬間これ絶対に美味しいと確信できる顔立ち。

このスープの具合と脂の加減彩りや構成からくる独特の説得力

陶器を思わせる歪で趣きを受け止める器。

自家製のチャーシューも柔らかくて美味いす。

ホロホロしていて 味もしっかりと染みてます。

焦がしネギや半熟玉子などの出演者どれも一流な役どころ。

旨味の要素に手立てしながら控えめに佇む姿がステキす。

スープは無化調。これが淡白なようでかなり複雑。

表現が容易ではない分実際舌で感じるしか術がないような類い。

コクが弱い印象から入るスープもはじめは昆布と荒削りの魚介出汁がほのかに香る。

しかしながらゆっくりと豚骨鶏ガラなどの動物系が軸にあるのが後半ヒシヒシと伝わってくる構成。

暖簾にもあるように麺はカネジンの手もみ麺。中細ながらこの弾力感はサスガ。

もっちりとした食感で和風の出汁にしっかりと調和してます。

揚げネギや穂先メンマなど素材にこだわっている様子が随所に見られます。

香ばしい風味や柔らかい食感などが局面ごとにやってくる行程。

89点／100点

あまりお目にかかれない高品質で繊細な一杯。

ガツンとくる力強さよりもじんわりとゆっくりと随まで染み込む美味さの代表格。

ふたりで味の分析や感想を交えつつ。

ここで特別ゲストの姫君がようやく参戦できるようです・・

吉左右も久しぶりに行かないとだなぁ相変らず並んでおります。

全盛ほどは居ないけどそういった観測もときにタイセツで。

では電車になんぞ乗ってみましょうか

勢い付けないとそりゃ なかなか足を運べないエリアもあったりどうだ日本橋。

今回はそういった気合い入れてから反動付いた麺活でみんな大好きな東西線。

ワタシもそれに関しては初耳です。この日城東エリアの情報集めつつ

色々とやりとりしてると血は争えないと云うことでチェ兄が挙手を。

らーめん 美学屋

2004年11月創業。敏腕店主は西新井の涌井と葛西のめんやももで修行。

改めて周辺見ると近くにトナリなど多くの名店が点在する台東エリア。

塩らーめんに醤油 塩つけめん 醤油つけめん 梅塩の五大構成に各々特製が。

さらにゆず塩と醤油にカレーつけめんなど多彩かつトッピングも充実です。

開店11時半と同時に入店。屋号通り店内はステキな内装とゆったり雰囲気。

好感持てるピカピカ厨房で黙々と麺上げする店主と奥様のステキな御夫婦。

醤油らーめん

美学屋のこの醤油を食べてみたくて。無化調出汁に洗練された具材が脇固め。

柔らかアール重厚感ある白器に詰め込まれた麺と和風具材のステキな雰囲気。

しっかり出汁沁みた脂身甘いホロ柔豚肉は旨味凝縮ジューシー仕立て。

程よい味付けのほうれん草にコリコリ平メンマと軽快シャキねぎ盛り。

地鶏もみじガラの鶏100％ベースに昆布煮干から取った和出汁の醤油清湯。

まろやか鶏出汁落ち着くと雑味ない魚介節や昆布風味が合間縫って顔出し。

細麺か中太手揉み麺を選択可能な麺はチェさんが細麺 武田は手揉み麺で。

強い手揉み特徴の喉越し良いハリ弾力跳ね返しの三河屋製麺 多加水仕様。

 

87点／100点

無化調ながらここまでコク旨味を引き出す店主の美学そのものを実感できた一杯。

それに尽きますね。久しぶりにシンプルな醤油をいただけて本当に脱帽しました。

ここからはチェ兄と最近の経済事情や株価の話をしつつ次の店へ向かいます。

取り留めない話題に事欠かない不思議な旅情はしっかりスタートしてました。

ウグイスは一切鳴かず 意外にもオッサンが泣き崩れ酒くらう平日15時の鴬谷。

この時間にまさかのディープスポットお隣り根岸で現場調査しつつウグイスへ。

亡骸拾うよりラブホに当たる回数が明らかに多い未開な聖地と名店多い街。

梅雨合間の夕焼け 武田の背中をキレイに照らします。それでは煮干でも と...

麺処 遊

2006年9月OPEN。王子神谷の名店 中華そば伊藤のご子息が運営。

が体調不良によりまさかの臨休。横のささのやでは夕方から宴会。笑

ラーメン 長山

2007年12月OPEN。路線下ドヤ街にひっそりと佇む鶯谷名店。

2014年7月には池袋店も展開。鶏とんこつ謳うラーメンがウリ。

新店や有名店巡るのも良いすが こういった力強い名店に入るのも大切。

麺業界やトップブロガーの悲鳴はもう無縁。24時まで通しで大盛無料。

鶏豚のラーメンと味噌 魚介つけ麺の三大構成。各々味玉と焼豚変則。

味玉 バター コーン 焼豚トッピングと餃子にチャーシュー丼シンプル。

仕事に疲れ知らずと大きな溜め息をついたようで店主がチラ見。

店に対しての溜め息で無い証明しようとも店主は独りで忙しそ。

整理された厨房で独り切盛り寡黙店主が縦横無尽。17時で客3名。

規律乱れないよう細心の注意払われるような感じの凛とした店内。

ラーメン

鶏豚骨旨味ギュッと詰まった650円の泡立ちクリーミー鶏白湯。

茶濁スープから垣間見れるプリモチ麺に鮮やかシンプル具材が。

出汁旨味沁みた旨味凝縮の厚さ適度ジューシーなホロ柔豚バラと

味付け抜群コリコリ平メンマと軽快シャキねぎに香ばし海苔構成。

表層香ばしラードに分厚い鶏豚動物出汁ガツん推しの粘度ある濃厚白湯。

淡い醤油ダレに舌慣れると豚臭さ気になりつつも泡立ち良いコク深設え。

太麺と細麺選択可能なエッジ効かせた浅草開化楼ちぢれ平打ち麺。

無論太麺を選びコシ弾力跳ね返しのプリモチ食感を思う存分体感。

後半おろしニンニクをチロっと入れ優しい鶏出汁から旨味刺激の波紋が。

味をなぞるよりも早く舌が敏感に反応する後半ステキなジャンク増し。笑

85点／100点

無難ながら素材旨味凝縮のポテっとした濃厚クリーミー鶏白湯。

トロみ粘度と共にプリモチ麺とホロ柔チャーシューが激鬼絡み。

ありがとう鶯谷。ありがとうホテル万上。ありがとう現場調査。

ありがとう常務。ありがとうキラキラ輝くラブホ街... 常務？笑

さてさて暑い中 厳しい調査を終えて帰社。四ッ谷は今日もキレイです。

ラーメンばかりの人生では無いから武田も少し背伸びしていかないと。

歩いとけ 歩いとけ。とりあえず新宿大通りを一心不乱に歩いとけ。

どんどん進め 進め。雨に濡れた路地裏濡れても良いから進んどけ。

新宿煮干ラーメン 凪

2008年6月創業。煮干総本山の立地雰囲気ともにゴールデン街の代名詞。

凪グループに色々と動きありつつも ここG凪の趣きはいつだってステキ。

やはりこうじゃないと。開店ほぼ同時にお馴染みの階段をのぼります。

天に高く拳振りかざしたわが煮干に一片の悔いなし看板が光る店頭。笑

のぼっとけ のぼっとけ。登った先のドン付きに食券機がお出迎え。

満席になると2階から1階店頭に繋いだホースから次の方どうぞーー

希少価値とも云えたG凪煮干も今では渋谷と西新宿で味わえる現状。

が定期的にここ総本店に引き込まれ困ってしまう現状もまた一興。笑

お馴染み肩寄せ合う狭い客席で小さくなりながら静かにに待ちます。

1杯に50g煮干搭載した凪伝統の唯一無二スープと極太ウネり麺構成。

煮干ラーメン

この表層ギラギラ節と強烈な煮干薫り漂うG凪伝統の煮干ラーメン。

中毒性高い濃密煮干出汁に垣間見れる口内暴れのグリん平打麺盛り。

今回は少し臭み残る出汁旨味沁みた低温調理豚は旨味凝縮ジューシー設え。

恒例ザブトン整型のシャキねぎに香ばし海苔とワンタン扱いいったんも麺。

おもむろに一反モメンをのばしてみたり。口内でトロんと転がしたり。

個人的には食べるタイミングをいつも逸しますが大好きな客もいる程。

大量煮干使った証 表層ギラギラ銀節浮かせた苦味ガツん節系濃厚煮干。

ひと口独特煮干エグみ攻めるカエシ邪魔せず適度な塩気が後味ほんわり。

持ち上げズッシリ喉越し抜群の断面不揃い加水率45%の自家製ちぢれ麺。

啜るたび煮干エグみに小麦薫る口内暴れの跳ね返し重厚ムギュモチ食感。

88点／100点

煮干ガツんが苦手な客を平気で割り切る好みはあれど絶品煮干ラーメン。

極太ウネり麺にこのエグみが絡んでいく構成は少しゾクッと来ますねぇ

いそげいそげ。お前には昼イチで大事な会議があるんだから。

階段降りろ降りろ。煮干喰うと喰ったで足早に立ち去ります。

仕事合間に凛に行くのは渋谷区役所のおかげ。渋谷区に感謝しないとです。

毎年恒例の限定スープ無し。去年喰らいつつ思い出深かったので同時期に。

渋谷 凛

2011年1月創業。通算で8回目訪問の麺屋のスたの姉妹店 凛の渋谷支店。

タロス情報で大井町のスた動向も見逃せない中 まずは渋凛スープ無しを。

スープ無しもありますね。醤油800円 塩ラー油900円の2種構成。

お馴染み人気のポン酢完全版に醤油 味噌 カレーとカレーチーズ。

もう慣れましたムスッとエスコートで手前カウンターに案内されつつ

製麺機とニラメッコしつつ店員に先払いの800円を払いゆったり着席。

後で知りましたが同じタイミングでアメブロガーのりのりさんも来たよう。

挨拶出来ず失礼しました。て この激人気ブログはご存知ないでしょう。笑

スープ無し しょうゆ

これでもかコロコロ脂しっかり乗せたお馴染みの凛代表する様相。

このダイナミックさにテンコ盛り野菜と背脂の凛お久しスープ無し。

おだやかな雪山憶わせる雰囲気残しつつ 危険性持ち合わせた佇まい。

去年と違う点と言えば渾身の生玉子は上から乗せず付ける仕様に変更。

スキヤキ風にいただくのもオツ。途中で味を変えていくのもまたオツ。

大きなデフォ器に生卵パッカンと割った豪快様相もこれまたオツ。笑

秘技 天空一味落とし!!

早々と神保町ピエロ師匠直伝の粗一味を小脇に抱え元気一番で準備完了。

いつも恐縮ですピエロ師匠。私自身も方向性に迷った時期で助かります。

↑去年のスープ無し

単に玉子と一緒にマゼマゼするより 付けると麺の良さを堪能できます。

雪のような背脂ほぐしは混ぜると独特まろやかさ生み出しつつ鬼絡み。

出汁旨味沁みた程よい硬め肉感の大振りゴロん良質豚も豪快2枚盛り。

背脂避けつつ麺上から詰め込んだシャキもやしキャベツがこれでもか。

スープ無しとは云っても丼底には背脂纏った塩気適度なジャンク出汁が。

カエシ濃いめで分厚い豚出汁がしっかり味作る刺激推しショッパー設え。

これまで比較的柔めボソボソながら今回は弾力活かした自家製平打ち麺。

独特硬めで噛み応え小麦薫るタイプの低加水もスープ無しと好相性で美味。

こいつはヤバい。

超高速マゼマゼ成果生かしつつ混ぜきると凄まじいカエシ出汁の香りが。

この状態で喰っても麺風味味わえるし スープ旨味も相まって良いんすが

玉子つけるとさらにヤバいす。

二郎でもこのスタイルあるも凛の麺は本当に向上するのがよく分かります。

玉子まろやかさと優しい甘味に出汁がしっかり混ざ合う相乗効果凄いすね。

89点／100点

スープ無しとしてはかなり好みでした。まろやかさに絶品麺の旨味増し

背脂とスープとのバランスも絶妙。にしても相変らずスゴい量でしたね。

フラフラになりながら渋谷区役所に向かいます いやそっちが後かよw

梅雨に入った東京の空が自転車を必死に漕ぐオッサンに笑いかけます。

向かうは旗の台。愛犬ブブのごはんを買いに出かけるのんびりした週末。

麺家 ぶらいとん

2011年6月にOPENした元気のあるお店。中野の名店 麺彩房の店長が独立。

寡黙なイケメン店主と可愛い奥様の夫婦2名体制。雰囲気は家系みたいすね。

ここのウリは絶品の自家製麺。店頭には綺麗に整備された製麺機がこんにちは。

大量に積まれた厳選された小麦粉と店内すぐに満席となるいきなりの人気振り。

食券機にも店主よりたくさん食べてねとあるように凄まじいCPですね。

らーめん つけ麺 あぶらめんの三大構成。6種トッピングにご飯も充実。

自家製麺特有の麺量選べるのもステキ。今回は連食でもないため大盛で。

さらにタマネギとにんにくも無料でトッピングでき ごはんも希望すれば。

らーめん

大盛注文で麺300g。家系彷彿とさせる茶濁スープに重厚プリモチ麺。

重厚感のある器の奥に食欲がそそられる そびえ立つ海苔が見えたり。

ご覧くださいませ このお祭り騒ぎを。らーめん大盛に無料のごはん。

さらに刻みタマネギにニンニクが加わると卓上はこんな賑やかな感じ。

提供直前炙られる脂身甘いホロ柔豚バラロールは旨味凝縮ジューシー設え。

丁寧な作業で作られるほうれん草に平メンマ 軽快シャキねぎと香ばし海苔。

表層香ばし鶏油浮かせた豚と鶏ガラ煮込んだ動物コク推しの渾身豚骨醤油。

口当たりまろやかな醤油ダレに乳化も塩気も充分な粘度感じるトロタプ型。

デュラム粉使用した四角な断面エッジ効かせた自家製ちぢれ中太麺。

麺硬めでも分かる多加水仕様の強い弾力感とモチモチ食感が特徴的。

途中無料トッピングのシャク玉ねぎ搭載でシャキシャキ食感を味わいます。

さらに刻みニンニク入れるとトロみ豚骨醤油から更なる素敵なジャンク増し。

豚バラにほうれん草入れて即席ドンブリをこしらえると隣りも真似を。笑

すばらしいCPに溺れながら お腹も気持ちもいっぱいで大満足でしたねぇ

88点／100点

サービスとしても味としても客を満足させると云う根本的な姿勢。

家系という枠にとらわれないコク深スープに自家製麺合わす一杯は最高。

いつ行っても万遍なく満席を保ってるのは人気店で根付いてる証拠。

これで4回目の訪問ながら1年を経て安定して来たように思えます。

いかんいかん 余韻に浸りすぎてブブのご飯を忘れるところだった。笑

例えばコワいお兄さんが ちょっとイジめてあげようか？など言えば

それはもちろん想定内のとっても痛いお仕置きが待っているもので。

蒙古タンメン中本 品川店

2012年2月OPEN。同じような事柄をつい最近 品川構内で体験したお話を。

台風が近付いてくるよ そう言われたその日の不思議な体験を今回綴ります。

この日クタクタになりながら 出張先から品川に戻って来た武田。

刺激求めて北極でも良かったんですが 初の五目蒙古タンメンを。

レベルより少し辛めにして下さい。

今回は客も疎らだったことから店員さんにワガママを言ってお願いを。

この時点では卓上の特製一味も後で入れてみるかなと舐めたことを。笑

読書をしながら着丼を待ちます。身体の疲れを辛さが癒してくれるなんて

それはただの刺激欲しさだろなどとぼんやり考えていると来ました。笑

五目蒙古タンメン

約半分を北極並みの辛さに。武田の要望を受け入れてくれた近藤店長に感謝。

黄身のステキなアクセントにも感謝。にしても右側が紅いこと紅いこと。謎

赤く染まった味わいホロ柔豚肉にシャキ野菜と豆腐の美しいコントラスト。

食感軽快長ネギにホッコリスライス玉子に唐辛子で久しぶりに早くなる鼓動。

うん これは赤いね。

バラ肉とキャベツ白菜人参ニラなど野菜をじっくり煮込んだ中本秘伝の味噌ダレ。

少しと言った辛さマシは混ぜていくほど威力発揮。ただ辛さの中に旨味しっかり。

スープしっかり絡みつつ存在感をハッキリ表す浅草開化楼ストレート麺。

辛さに埋もれながらもモチモチとした食感から繰り出される風味と旨味。

にしても 少しと言った概念は見事に覆されかなり辛い納まりになってるから不思議。

それでもやはり辛さが増すほど旨味がしっかり輪郭をもってくる中本らしさは健在。

食べすすめる内にもう少しもう少しと こうなってしまうのだけれど...

ごちそうさまでした。 

89点／100点

これで確立されている確かなカタチ。辛さで誤摩化してる箇所は微塵もなく

麺やスープ本来の旨味と融合しているのは本当に中本イズムの凄いところ。

また来る機会があればゆっくりと北極を喰ってみるとしましょうかね。

めでたしめでたし。

きちんとしなさい。

これは通信簿でも 学友にも 付き合った彼女にも 歴代の先生にも ブログ仲間にも

親にも 同僚に上司にも 愛犬ブブにも からの兄のチェは言われるより拭う涙...泣

らーめんチキント

2011年4月OPEN。吉祥寺 居酒屋間借りのくれちゃんらぁめんから晴れて独立。

立川旅情最後のお店鶏の名店。太陽高度を少し下げた時刻でも店内満席と人気。

人気の紅らーめんはゆるりと避けつつデフォのらーめん目指して一直線。笑

通常はそっち退けでらーめん つけ麺 油そばの紅三大構成に重厚トッピング。

らーめん

チキントのデフォ 国産鶏ガラもみじ旨味ギュッと詰まった泡立ち良い無化調醤油。

弾ける音が聞こえてきそうな茶濁スープに垣間見られるプリモチ麺と炙り香ばし豚。

提供直前まで炙られる香ばし豚肉に丁寧丸めた生姜推し鶏つくね2種。

コリコリ平メンマに食感軽快青ねぎと鮮やか三つ葉のシンプル合わせ。

屋号に謳われる鶏旨味ギュッと詰まった泡立ち良い濃厚トロポタ鶏白湯。

淡い醤油ダレに魚介節風味と昆布椎茸旨味下支えのコク深無化調仕立て。

パツんな喉越し抜群のエッジ効かせた村上朝日製麺所ストレート丸中太麺。

啜るたび濃厚出汁と小麦薫り溢れる弾力適度な熱溜め込んだプリモチ食感。

88点／100点

無化調ながらここまでのドロ粘度とドカん来るコク深い濃厚トロポタ鶏白湯。

厳選こだわった鶏素材にこだわる姿勢とツルパツ麺の着実やってのける凄さ。

気付くと雨あがって止まない雨はないように行く先々で止めどない発見あります。

ありがとう立川。ありがとう中央線。ありがとうHOTEL METS。

路上を雨で濡らす立川。静かに流れるその中に名店がひっそり佇みますで。

先程の賑やかな立川らーめんスクエアからゆっくり進むと見えてきました。 

らーめん愉悦処 鏡花

2000年6月創業の立川老舗店。言わずと知れた地元立川の皆に愛される人気店。

未訪ということもあり愉しみにしていたお店。やはり何処か風格がありますね。

店内に入って驚かされるのは高級割烹を思わせる内装であったり。

客をもてなすと云うことに神経注いでるのがよく伝わってきます。

醤油 塩 つけ鶏 白湯の四大構成。各々大盛 チャーシュー 野菜盛と変則。

牛すじ皿やおやっさんの気まぐれサイドや限定あるもブレずにデフォを。

ゆとりある席数の薄暗い店内には客席ひとつずつに点されるスポットライトが。

もはや小粋なラーメン屋から逸脱した静かで落ち着いた空間に息を呑みます。笑

醤油ラーメン

表層の香ばし鶏油に分厚い出汁推しのカエシ薫り鼻口抜ける漆黒醤油。

濃いスープ色に滑らか平打麺と美しい具の配色は丁寧に作られた賜物。

醤油ダレ沁みた噛み応えある豚モモは肉感強いジューシー仕立て。

丁寧作業で調理された味濃いめ柔らか材木メンマに鮮やか三つ葉。

表層キラキラ香ばし鶏油に分厚い鶏出汁推しの余韻続く激アツ醤油清湯。

淡い濃口醤油ダレに上品な魚介節風味に昆布乾物下支えのコク深仕立て。

コシ愉しむパツパツ麺とは対極の麺肌ツルツル柔らかストレート平打ち麺。

この手の濃口出汁に優しいタッチながら個人的に少々苦手なツルスベ食感。

79点／100点

スープのレベルかなり高くキラキラ鶏油の使い方が本当に上質で感心しました。

麺は好みから外れるも 具材から作業過程まで丁寧に作られる感満載の逸品です。

名店と云われる所以は各店で違えど ここは味の系統偏らずバランス良さがウリ。

西麻布の楽観も立川に移転するし これからも目が離せない街のひとつですね。笑

はて雨も少し弱くなり 少し休まないと胃がビックリモンキーになっちまうんで

伊勢丹4階婦人服売り場で武田はしばし読書に深け込みウキウキウォッチング。

知らない町を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい〜

知らない海を眺めていたい どこか遠くへ行きたい〜

 

勝手に行ってこいよっと。

運賃を見事に払って立川まで来ました。雨男な武田は見事に雨を降らせます。

立川の名店は未訪だらけで今回悩みつつも まずはこちらの初訪ラースクに。

この数時間後にライブがあるようで 若者たちがチューニングをしております。

傍らではラジオ放送したり 視界ゼロのカップルが愛を語らい合う間をグングン。

  

立川中華そば 魚魚

2012年4月OPEN。店主は第7回ラーメントライアウトで優勝した実力派。

正味こういった肩書きに惹かれたと云うより 焦がし煮干を喰らいたくて。

週末13時前訪問も店内はさほど混んでおりません。優勝記念の暖簾も店内に。

混んでると思い無意識の内に早歩きになりましたが 少し肩透かしでしたねぇ

財布の中の10円玉をありったけ投入すると 身もココロも軽くなったような。

それにしても目移りに目移りを呼ぶような 逆に視認性の低いボタン構成...泣

キレイに整った卓上には賄いしょうゆ 白胡椒 辛調味料が並びます。

蓋の中身はなんじゃろな そう開けてすらおりませんが何でしょうか。

焦がし煮干しラーメン

バランスの良い塩梅。キレイな盛りも魅力的。煮干薫りとスープの適度な濁り。

表層ギラギラ銀節に垣間見られる軽快ツルボソ麺と鮮やか具材盛りの渾身煮干。

出汁旨味沁みた細切りメンマに味わいほうれん草でステキな彩りを。

香ばし焦がし煮干と好相性の食感軽快シャクシャク玉ねぎ良い仕事。

問題はチャーシュー。独特臭みもありスジ残っているため噛み切るのが大変。

手間ひま掛けているのかタマタマなのか意思表示として残しましたが。泣

焦がし追い煮干から放たれる独特香ばしさと暴力的なガツん魚介ではなく

カエシとまろやかさが一緒にジワジワ染みる突出さ皆無のコクバランス型。

麺持ち上げで分かる軽快さとパツパツ具合のスープ辛味良い低加水ストレート麺。

ロースト胚芽を練り込んだ麺は小麦風味溢れるハリ弾力残した軽快ツルパツ食感。

78点／100点

優等生なバランス感は間違いないけど ブレか期待が大きかったのか想像は超えず。

焦がし煮干しと云う謳い方から もう少しエグみが欲しかっただけに脳と舌が空振り。

かくしてスタートした立川旅情。ラースクを後にして モノレールに驚きながら

次のお店を目指します。にしても こののんびり感とデビット伊東たまらんなぁ...

ボチボチこのお店からも若干のフィーをもらっても良いんじゃないでしょうか。

曇ってる草加の空下 草加名店は数あれど うちの常務お墨付きの駅チカ人気店。

武田クン 喰っとかないとダメよ？

草加市役所との協議を経て 所有のビルを大きく動かし武田も少しずつ躍進。

常務の優しいコトバが突き刺さります。拒否権なく向かうはもちろんここ。笑

珍来 総本店

創業昭和3年の多店舗展開する超老舗。草加駅すぐでドンドン客が吸い込まれます。

店頭ではテイクアウトも。今回はPM事業部の係長も参加し 3人で意気揚々と入店。

素晴らしいコスパと素晴らしい提供早さ。何を頼んでも美味い店は本当に重宝します。

が ここのブレの多さもまた一興。それを含め何だか許せて愉しめるアミューズメント。

ラーメン

今回違うのはセットメニュー そぼろ丼も頼んだと云うまさに埼玉版アソビ心。

デフォ注文に徹底する武田がセット規格外な流れを汲むのはやはりCPの良さ。

チャーシューも安定して無難に美味い味わいと噛み応えと伝統を守ります。

謙虚な姿勢と謙虚な所作。味濃い目のコリコリ平メンマにシャキねぎ盛り。

今回の絶品じゃないかよ!!!

ブレの多いこの珍来での至福。それは絶妙なバランスにあたること。笑

鶏ガラ主体の分厚い出汁と追いかけ煮干風味や昆布野菜のステキな後押し。

極上の天壇小麦粉使用したスープ旨味絡む玉子練り込んだストレート麺。

スープの出来が良ければ必然的に麺の良さも際立つ軽快プリモチ食感最高。

そして このそぼろ丼が放つ独特の良い薫りと絶妙の濃い味付け。

シンプル型ながら食欲を高ぶらせるツボをよくご存知なバランス。

パラパラな各個体そぼろに少しスープをかけたその瞬間にプツプツと旨味音が。

分かりますよ 武田には。その琴線に触れるコチョコチョ刺激と旨味の凄い応酬。

86点／100点

ひゃひゃっ美味い。今回のはおそらく今までも間違いなく一番美味いです。

括りは大勝軒ながら ひと口啜ったコクで その日の出来を占える典型な店...

当たり前にこの味が出せると おそらく埼玉屈指の行列店になる気がしますが。笑

奢らない姿勢 変わらない歩幅。笑う常務に冷静な係長 指差す武田に向かう明日。

ま いいでしょう そういう緩さが大好きですもの。

平日なんぞゆっくり飯など喰ってる暇ないも 渋谷に来たら麺喰っとんとそれも罪だろ。

モヤイ像にペッコリ挨拶したわずか5分後に到着する名店向かうもまだ開店しておらず。

らーめん はやし

2003年11月創業の渋谷老舗店。開業から9年経ってすっかり渋谷代表の顔に。

気が付くと数分後の開店時には10名以上の列が。開店前一気に集まる林ism。

らーめんのみ3種メニュー構成で 裏メニュー塩をカウンターに座り口答注文すると

横のカップルがそれを聞き明らかに驚きつつ じゃオ... オ... オレも塩でぇぇえ!!!! と。

まるで自分がスベったみたいじゃないか。

ほんと頼むよロナウジーニョピアス君。この日 若者に貢献できたかは分からんが

彼曰く "マジ感動した一杯" に認定したと彼女に話していたので良かったですが。笑

塩らーめん

鶏豚煮込んだ分厚い動物系と薫り高い魚介系合わせたトロみ伴う無化調スープ。

はやし王道動物魚介の渾身Ｗスープにキレある塩ダレ風味合わさる裏メニュー。

噛み応えある味染み込んだ豚肩ロースは旨味凝縮味っしり仕立て。

丁寧作業で調理された柔らか材木メンマに軽快シャキねぎと海苔。

純粋な塩ラーメンと云う枠組みで無く まろやか鶏出汁に塩独特の輪郭が見え隠れ。

旨味じんわり口内に広がる分厚い出汁コク押し寄せる余韻続く濃厚トロポタ設え。

低加水でプツプツ切れる独特食感のエッジ効かせたストレート中太麺。

スープ熱さもしっかり伝導のハフハフ啜るハリ弾力適度なツルモチ食感。

後半 隠れておった小海老の洗礼受けつつ初めてのお塩を堪能しました。

デフォ醤油と違って出汁旨味や独特トロみがしっかり前面に出てますねぇ

87点／100点

はじめてのお塩でしたが はやしはやはり醤油の方がスキですね。笑

本来の出汁の良さや奥深さ 醤油の方がより一層分かり易い気がします。

安心して食べられる名店はやし。毎度行列を成しているのがその証すね。

どこよりもアツい場所のようなそんな気もします。ごちそうさまでした。

思えば梅雨に入る前からどこか涼しかった東京。自転車漕いでも6月なのに暑苦しさ皆無。

ウンチに行きたくなれば近くのP店に。賭け事やらずとも子供には出来ない大人な処置を。

今回は大学時代住んでいた新馬場へ。2000年上大岡で創業した中華そばいまむら。

今年4月に品川は新馬場に移転しようやく訪問。店に色々な規定あり気遣います。

東京いまむら

2012年4月OPEN。注文は聞かれてから 両替禁止 携帯不可 店内撮影NG...

早い話がバシャバシャ写真撮ったり 他の客に迷惑かけるなと云うことね。

メニューは地鶏と魚貝の醤油味650円 ワンタン麺850円 チャーシュー麺950円

地鶏と魚貝のつけ麺750円 チャーシューつけ麺950円。前金制でございます。

地鶏と魚介の醤油味

上大岡時代から2倍使用の鶏ガラと和風出汁推し スープ量多めの渾身醤油清湯。

表層ギラギラ銀節泳ぐステキな泡立ちと魚介の良い香りと畳仕様のテーブルが。

都内ではなかなか見かけない無菌豚SPFポークの豚肩ロースはまさに絶品。

店主こだわり感じるシャク玉ねぎ 水菜 ホッコリ味玉和風寄せ鮮やかな具材。

まろやか香味油に鶏旨味に分厚い魚貝和出汁と高級乾物旨味詰まった醤油清湯。

醤油とつけは魚貝出汁多く占め鶏出汁は少量構成。ワンタンだとこの比率が逆に。

国産小麦 荒武者100%使用した麺肌スベスベ滑らか特徴のストレート細麺。

啜るたび和風出汁に小麦薫り感じるハリ弾力残した多加水のツルモチ食感。

冒頭の通りスープ量が多めなのは 舌が慣れてくると自然と味に変化が出てくる故かも。

適度苦味の玉ねぎと食してもシャキシャキ感がまた新鮮でスープ旨味が引き立ちます。

89点／100点

初動は魚貝旨味とカエシ風味広がり 経過と共に複雑旨味が口内拡散する不思議なスープ。

店主の丁寧接客にも好感持てる複雑で奥深い一杯。あらためて清湯良さを確認しました。

にしても新馬場は建築学科での辛かった大学時代の思い出が次々に押し寄せ

途中目眩を覚えましたが 冷静に考えると今は武田も34歳のオッサンです。

この近くのセブンイレブンでバイトしてたんで店長に挨拶してから帰りましょ...

菅野美穂からスターウォーズのPOPを褒めてもらったのが一生の宝でした。笑

身体や精神バランスを崩しつつ それでも限られた時間で麺を求める美学。

うちの兄がこの日同じように自転車でどこかをかっ飛ばしてるのを尻目に

武田も20キロを時間かけ走破。大森を勢いよく走りきる姿 まさに堕天使。

カロリー消費しつつも すぐに注ぎ込むカロリーを摂取する姿 それも美学。

らーめん 晴

2011年10月OPEN。草野店主は我が地元 戸越銀座の名店えにし出身。

えにし曲借り後2010年10月にアレアレスクエアに開業しここ大森に。

オハコの背脂煮干そばをこれまで定期提供するも 今回ついに最後の提供に。

まさに角田店主の字体である通常のメニューはらーめんとつけめんに辛つけ。

背脂煮干そば

独りで切盛りする草野店主の渾身作オハコの背脂煮干。この出で立ちと彩りの良さ

表層ぷかぷか背脂にツルパツ平打ち麺と煮干薫り漂うこの美しい構成に溜め息が。泣

噛み応えある低温調理の香ばし豚肩ロースは旨味凝縮ジューシー仕立て。

背脂煮干と相性抜群の軽快シャク玉ねぎに味付け絶品ホッコリ味玉構成。

コロコロ背脂浮かせた煮干エグみガツん効かせた余韻続く濃口醤油清湯。

背脂甘味に爽快な塩気も後味で感じられる昆布乾物下支えのコク深設え。

喉越し良くエッジ効かせた低加水仕様のえにし自家製ストレート平打ち麺。

啜るたび煮干出汁に小麦薫り感じるハリ弾力適度な全粒粉のツルパツ食感。

89点／100点

ラストなのは淋しいすが やはり草野店主のパンチある強烈な煮干出汁は健在。

武田ブラリ旅で大森子供サーキットへ。SL広場にたくさんのマダムが居ました。

よし 俺もかっ飛ばしてチャリ漕いで帰るぞ このヤロー!!!!!!

ごちそうさまでした。

古くからお祭り事が嫌いで 営利目的な集合体や他所と無理に混ざるのも嫌いなワタシ。

これはご先祖である信玄公さまがそうであったように寄せていくと云う行為が苦手で。

その要素を含んだ代表地 東の京玄関である東京駅地下にあるラースト。

打合せが八重洲だったもんで一度は行かないと と意を決しての訪問です。

東京駅地下に構える意味は数あれど やはり客構成見れば穏やかでないのは一目瞭然。

六厘舎は相変らずの大行列。回転を早めるため麺をやや細くしているのも頷けるけど...

麺や 七彩

正直他の店は一切惹かれません。13時到着も修学旅行生が席を占め 後続に外待ち10名。泣

喰うのが遅い学生ひとりを生徒全員が待つと云う全員野球のステキで無駄なチームワーク。

昼は七彩として醤油を提供しつつ 夜は江戸甘として味噌にシフトする二毛作。

サイドも充実しており旅行者はこの前で凝視。効率と気の遣い方を学びましょ。

麺友ハッスー情報もありましたが朝限定としてチリトマトつけ麺もあります。

完熟トマトをニンニク胡麻油で炒めリーフと醤油ダレで煮込んだピリ辛設え。

明るい店内 明るい日本。木調の縦格子と目隠しになる横桟が美しく交わってます。

食べ終わる生徒がついに完食すると修学旅行生たちが一気に居なくなり8割空席。笑

喜多方らーめん 醤油味

鼻腔かき乱す無化調出汁香りに渾身の自家製麺で強烈な主張する麺が潜んでます。

ひとえに商業施設ラーストと過小評価するも厨房内の凄い活気も席まで伝わり泪。

噛み応えしっかり低温調理豚肩ロースに出汁旨味沁みたホロ柔豚バラ2種盛り。

食感や旨味愉しメルチャーシューに軽快シャキねぎと七彩伝統金絲メンマ構成。

表層キラキラと香味油に輪郭はっきりの動物コク推しホッコリ醤油清湯。

じわじわ脳まで直撃する魚介風味と醤油ダレに口内広がる香味野菜旨味。

店員が提供直前まで適度な力で手揉みする強いウネり特徴の自家製平打ち麺。

スルッと喉越しにコシ弾力跳ね返しの口内躍る存在感放つ重厚ツルモチ食感。

86点／100点

ここラーストでも浸透する丁寧な作業とブレずにまとめてくる期待値超える出来栄え。

都立家政同様 疲れた身体の隅々までホッコリ出汁が沁み渡りながら癒やす至福の一杯。

ごちそうさまでした。

西凪が6月1日に煮干王になっただなんて。自分の目で確かめるまで信じるわけにはいかない。

大掛かりなトリックか渋谷の煮干王は個人的にもかなり好きな店だけに...本当のようです。笑

 

ラーメン凪 煮干王 西新宿店

看板変わってらぁww 美しいビビットな赤が西新宿の街によく映えてます。笑

まあ経営方針や業態を時世に合わせどんどん変えていく生田店主率いる凪系列。

煮干王としてリニューアルして初訪の西凪は煮干ラーメン一本でこの日は営業。

塩煮干とつけ麺が今後出てくる模様。ごはんがあるのも渋谷と同じスタイルね。

店内に目立った変化はありませんが この日は女性店員2人のみで回してるようです。

息の合ったお2人でしたが 凪グループ内部のお話を大きな声で話してるのはさすがに...

煮干ラーメン

まさしく力強いビジュアルに香る煮干の強烈さ。

この深く奥行きのある色に吸い込まれそうになります。

おうおういいんだよっ溢れるくらい豪快に乗せればいいんだよっ

やや浅な器にはこのナミナミ感が適してるし。

豚も柔らかく美味しいす。若干臭みを残しつつも出汁をしっかり吸った味付け。

スープきてるねぇガツンときてます煮干のエグみ。

煮干の濃厚出汁が効きながらコクをしっかりと感じます。

が今回のはカエシがかなり強め。煮干の割合に負けないくらいのカエシの主張があります

舌が慣れてくるとカエシの塩気が先立って少し残念す。

麺はカタメで注文。煮干王ではこのうねり太麺が煮干なスープにほんと良く絡みます。

ゴワゴワ食感に独特の噛み応えはまさに至福。節と出汁としっかり混ざりながら強麺は進化を遂げていきます。

一反も麺もビヨーン。ワンタンのような食感でビヨーン。

少し硬めな食感もイビョーン。

83点／100点

そういう意味では多少悔いは残りますよ。

煮干主体のガツン出汁マターを期待しつつカエシが思いのほか強めに出て来た時の哀しさ。

G凪や煮干王の全盛を知っているだけに早めに落ち着いて煮干王な一杯が食べたいす。

ここは仕事上でも一番訪問機会のある凪ですので定期的に行ってみようと思います。

てかG凪も久しぶりに行ってみようかしら

たまにはいいじゃない。ハメ外したっていいじゃない。

あのTUBEだって言ってるし たまにゃ... いいじゃない。

撮った記憶がなくたっていいじゃない。薄暗くってもいいじゃない。

疲れた毎日と捩じ込まれた五反田のワナと云うことでいいじゃない。

まさかの大じゃないの!!!

翌朝の第一声がそれでもいいじゃない。本当に記憶になんだってば。

いやあれよ!? 計算したとか ワザと寄せたとかじゃないんだってば。

ちゃんとおさめてるじゃない。結果から見るとブレてないじゃない。

黄色と黒のハザマでしっかりと人生を謳歌してるじゃないのさ武田。

いつもの調子で撮ってるじゃない。きっと店員にも真顔でコールしつつ

いつもの野菜もニンニクも何もかも増さずに冷静にコールすればいいの。

いつもと変わらぬ卓上じゃない。そうそう いつもと変わらぬ風景。

撮った記憶がなくたっていいじゃない。薄暗くってもいいじゃない。

いつもと変わらぬ分りやすいトッピング盛り写真もいいじゃない。

ただ一点 いいじゃないを通り越してめちゃくちゃオモロかったのは...

ヤサイマシ ニンニクにしてるしっ!!!

これが翌朝 鮮明な喉から発声された第二声でした。

にしても美しすぎるチョモランマ的な無意識盛りす。

にしてもキレイな盛りだこと。ま 翌日にため息出てもいいじゃない。

そのため息がニンニク臭くて仰け反り返ってもいいじゃないの武田。

チャーシューはいつも通り少し硬めのジューシー肉感赤味設えで

食感軽快シャキもやしとキャベツが口内で暴れる経験を示しつつ

スープはいつも通りの豚出汁効いたガツン系で脳天に届いても

弱った神経に届かなくてもいいじゃない この日は疲れてたし。

極太ゴワゴワ食感で口内暴れるグリングリン飛び散る独特躍動感と

濃厚動物出汁と野菜旨味溶け出す後半ステキな余韻でいいじゃない。

店は相変らず寡黙な店主が対応てくれたであろう。

数ヶ月前の画像だってのもいいじゃない。たまにはいいじゃない。

背中を見せてもいいじゃない。武田がほら 適当でもいいじゃない...

振り向けば横浜 唇がテカテカ。上大岡から始まった神奈川コトリップ 最後は横浜。

この日 皆さんが絶賛する催事が横浜高島屋でやっておったんですが ここはやはり...

麺場 浜虎

2002年7月OPEN。宿題店を潰していかないと やはり神奈川は掘り下げられません。

浜虎や維新 吉村家など含め横浜周辺も有名店が多いすねぇ さあアイドルタイムです。

醤そば 塩鶏そば 鶏白湯つけそばの三大構成。夏めん2012は冷やし醤そば。

こうして見てみると黒豆納豆そばや活力醤そばもあるけどどう違うんだろか。

浜虎のイメージ通り 厳ついお兄さんたちがエンコラセッセとセンター厨房で腕振るう厨房。

厳つい率高しび客とカウンターに並ぶ香ばし胡麻 ミル入り胡椒 昆布酢と夏ラリーうちわが。

醤そば

表層ギラギラ銀節浮かせた動物コクに魚介出汁風味バランス良い醤油Wスープ。

薫り良い濃口スープに強いウネりの強靭ゴワモチ麺としっとり鶏ムネ肉合わせ。

醤油ダレしっかり沁みた表層炙りの肉厚鶏ムネ肉はホロ柔ジューシー仕立て。

みっしり独特食感と風味生む鶏に軽快シャキ青ねぎにコリコリ平メンマ構成。

焦がしネギや揚げニンニク薫り良い分厚い魚介出汁推しの濃口ジャンク醤油。

表層ギラギラ節に淡い醤油ダレ効かせた鶏ガラ動物コク下支えの激アツ設え。

喉越し抜群 咀嚼愉しい強いコシ弾力特徴の自家製グリんちぢれ平打麺。

独特ウネりが節ガツん出汁と小麦薫り拾う口内踊りのムギュモチ食感。

89点／100点

魚介節ガツん推し暴力ジャンク濃口醤油と自家製ウネり強靭麺のステキな組み合わせ。

ギラギラ脂 カエシ 具材 分厚い出汁 重厚麺など計算し尽くされた感じが伝わる一杯。

横浜でも屈指の名店と確信。頷ける味にステキな演出でしたねぇ... やはり侮れんなぁ

色々とごちそうさまでした。

普段都内に生活圏がある者にとって少し遠方まで足をのばすのは億劫だったり。

関東地方でも まだまだ行き足りてない強烈な店が眠る神奈川県に行きましょう。

写真見て分かる方はそうなんですが ここ上大岡にも多くの名店がありまして。

恒例BUBUレーダーの故障により 店を大きく逸れて妙チクリンな住宅街まで。

G麺7

横浜の名店 麺場浜虎の創立メンバーが立ち上げたことでも知られる名店。

というよりも 大麺友のｹｰﾀﾛｽ ハッスー師匠の行きつけお店でもあります。

毎年恒例の衝撃の美味しさ夏限定が始まり 12時前で15名待ちも回転はかなり早いすね。

初訪なんでデフォ正油を。結論を言うとかなり美味かったんで次回こそ冷やし夏そばを。

神奈川のお店を巡ってみるとカウンター席よりもテーブル席が多い構成が目立ちます。

家族連れや車社会の影響があるんだなと その街の風土に触れる醍醐味を味わいながら。

夏のスタンプラリー

何のことか全く分かりませんでしたが 色々調べるとようやく飲み込めました。

ここに記載されてる神奈川県内ツワモノ12軒の夏麺は全て食べてみたいすねぇ

らーめん 正油

これまで写真でしか見たことのない代物を実際に肉眼で見たときの衝撃。

それは旅行の時に思うそれであったり はじめて開く魔界の扉だったりで。

狭く切立った美しい器とズシんとした存在感を確かに感じ取ったつもりです。

出汁薫りが鼻腔擽りつつ気持ちを囃し立てるこの想いこそが皆を魅了する証。

ややベーコンに近い噛み応えある柔らか豚と肉質ミッシリ肉厚の鶏肉2種構成。

表層浮かせたラードか鶏チップ？の香ばしフレークがこれまた良いアクセント。

スープ美味すぎです。

分厚い動物出汁とキレあるカエシが絶妙にバランス良く際立つ絶品醤油清湯。

ガラ豚出汁の動物系と醤油そのものの旨味がまろやかに広がる旨味ときたら。

麺肌滑らかツルツルながら存在感放つエッジ効かせた自家製ストレート平打ち麺。

啜るたび濃口出汁旨味に小麦薫り感じるハリ弾力跳ね返しの重厚ムギュモチ食感。

96点／100点

得点はむしろ抑えめです。この脳天直撃絶品スープの構成は本当に特殊だと実感。

バランス崩れると統一性は破壊されつつもバランス保てる技量がステキ過ぎます。

この後タロスとやりとりすると 都内にあまり無いだろ？と。たしかにそれはご最も。

まだまだ未熟な武田の経験値と語彙力。少し畑を広げていく必要がありそうですね。

47都道府県の中でも多くが凝縮されている関東圏。面積で見てみましょうか。謎

神奈川県の面積は2415.84㎡（43/47）で東京都の面積は2187.42㎡（45/47）え？

ちなみに一番小さい都道府県は香川県。小さい面積抱くと麺の割合増えると云う孔明の罠。

さてさて 神奈川の麺を求めて次のお店に行ってみますかね。

千代田猿楽町で武田物件が動きつつ 現場あれやこれや届かぬ想いがまたあったりと

御茶の水な感じ残しつつ現場へ向かう道中 麺活挿むのはむしろ自分のなかの義務か。

Soup

2011年10月OPEN。店主は東海地方から激戦区神保町に挑む若武者の実力派。

長い間口特徴のモダンで黒白を基調としたデザイン。Soup文字もステキです。

奥様が緊急入院と言うことで しばらくお母さんと2人体制で営業を行うようです。

メインは地鶏だしの熟成味噌と淡麗塩。スープと麺も変えるからこりゃ大変だわ...

ゆったり卓上には美しいヒマラヤ塩の薬味とGABAN白胡椒添え。

キレイに整えられた設え見るだけでも どこか安心感が湧きますね。

地鶏だし熟成 味噌Soup

味噌と云う概念にとらわれることなく どこか和テイスト残した優しい濃厚味噌。

垣間見られるプリモチ麺に鶏豚2種チャーシューとホッコリ味玉盛り鮮やか具材。

なかなかレンゲ沈められない切立ちフォルム綺麗な横顔プロフィール。

店主こだわりが至るところに注入される素材とアイテム類が垣間見。泣

味噌の強い概念はそこに無く 地鶏旨味と和風な雰囲気を静かに落とした表情。

香ばし胡麻浮かせた表層に低温調理豚肩ロースとしっとり鶏ムネ肉と味玉盛り。

数時間煮込まれた地鶏ガラ主体の分厚い動物出汁推しトロみ伴う濃厚味噌白湯。

2種ブレンド味噌は初動ややボヤながらも後半しっかり旨味顔出すコク深仕立て。

凄いとこは麺と一緒にスープかき込むと地鶏出汁旨味一体感が溢れるところ。

持ち上げ軽くエッジ効かせた瑞々しいストレート中太麺は軽快ツルパツ食感。

デフォでホッコリ玉子が付いてくるのも心地良い店主の嬉しい気配り。

脂身まで美味の肉厚豚チャーシューと水菜長ネギのシャキッと具合。

79点／100点

熟成味噌が主体で無くとも それをとりまく地鶏出汁や昆布乾物旨味のバランス絶妙。

閉店時間を大きく越していながら 泣きそうな表情の武田を入れてくれた店主に感謝。

次は塩をいただきます。

あの大きな玉ねぎの下で はじめて君と会える(実際は6回目) 九段下の駅を下りて坂道を

ヒトの流れ追い越していけば 黄昏の日雲は赤く焼け落ちて 屋根のうえに光るイカルガ。

九段 斑鳩

新鋭店を攻めるのも良いですが 好きな味を追求したり 情報過多な世の中に浸るのも

それはそれで大変なこと。舌を一旦あの頃のようにリセットするのも良いでしょう。

96年組からの恩恵を受けつつ 青葉インスパイアなどと位置付けられた過去。

Wスープの先駆け的存在も 今では九段の空の元にしっかり溶け込んでいます。

時代が変わっても名店はやはり残る。流行りだけに捉われずときに必然に。

勘違いしてはいけないのが 残るにはそれなりの理由があるということです。

厨房に立ち続ける元装飾業界に従事していた坂井店主。味を求めて群がる客人。

姉妹店や経営枠をあまり広げないのも おそらく人気を博す所以でしょうねぇ

らー麺

650円の渾身デフォ。着丼される前から魚介薫りふんわり鼻腔くすぐる絶品仕様。

垣間見れるプリモチ麺に味わいチャーシュー メンマ 海苔のシンプル構成がウリ。

スープをしっかり管理しつつ全体を広い視野で見渡している店主。

この空気感は一日そこらで形成されるもので無く 温かい雰囲気も。

無条件で美味しい低温調理の出汁旨味沁みたホロホロ絶品チャーシュー。

適度な赤み加減に柔らかホグし具合の肉旨味凝縮のジューシー仕立て。笑

以前よりも動物系過多にシフトした適度な粘度保ちまろやかさが口内覆い尽す魚介醤油。

全盛時は魚介過多のためスープの温度は低めながら 現在は脂分損なわないともアツアツ。

喉越し良いスープ旨味しっかり沁み込んだソフト寄せのストレート中細麺。

後半のびがやや早い軽快プルシコ食感。好みですがもう少し硬めで良いかも。

83点／100点

やはりこういう味のリセット 原点回帰は時折織り交ぜていくもが良いですねぇ

時代の最先端では分からない微妙なサジ加減 経験積んだ環境で学ぶのもまた良し。

損をさせない根拠があるなら このお店にはそれが散りばめられてる気がします。

月日は百代の過客にして行かふ年もまた旅人也。押し寄せては返る波のようでもあり

また急に降って来た哀しさでもあったり。もうすぐ立川へと移転してしまう名店楽観。

開店してからちょうど1年でまさかの移転。本社から比較的行きやすい立地であったのに

離れると分かるとやはり哀しいもので。今回で5回目訪問でも毎回ブラッシュアップを。

スープの出来が悪いと店を開けない姿勢。独学でありながら第一線に突き進む実力。

独りで切盛りしつつ着実に皆を虜にしていく過程。それは大変な努力と信頼の賜物。

楽観

西麻布の辺鄙な住宅街に突如として薫る煮干の香り。11:15着だとまだ先頭になれます。

後続ドシドシ押し寄せるいつもと同じ現象。いつもの笑顔で迎えてくれる伊東店主が。

琥珀700円に珀の二大構成。丼もの300円とビールのみと相変わらずシンプル。

カウンターはすぐに埋まり テキパキと丁寧の狭間でいつもの作業が始まります。

卓上にはいつのまにやら生姜も置かれた店内は静かでココロ安らぐ至福の時間。

常連さんと気さくにやりとりしつつ。若くして色々なこだわりが垣間見れます。

琥珀

店内やや暗めのため画像が負けてしまいますが肉眼では心躍る美しい琥珀色。

八王子系で具構成は控えめながら スープの凛とした強さはまさに最高クラス。

まだ開店してお店が4席だった頃 伊東店主は苦笑しながらよく話してました。

味がすぐブレてしまい毎日が試行錯誤と発見の連続です と頭を掻きながら...

今回スープをいただく前に そんな懐かしいことをなぜか思い出したり。

出汁旨味沁みた臭み皆無の噛み応えある豚ロースに食感軽快な玉ねぎが。

スープ啜ると仰反りそうになるほど これまでの中でも最高に好みな口当たりが。

カド無くまろやかな出汁旨味に口内に残る余韻。この時点で感極まる34の武田。

これまた改良されて麺は当初よりパツパツ感増しでスープに負けない存在感放ちつつ。

噛むたびにほのかな小麦の香りと適度なハリ弾力に舌で味わえる分厚い出汁の後押し。

もう無くなってるし。

気付くと空になってました。内心ではそう思いつつ これもまた哀し。

雑多な西麻布の雰囲気と対極な身体に沁み渡る力強く優しい渾身一杯。

95点／100点

とにかく素晴らしすぎますね。説明不要というよりコトバがうまく載りません。

今年色々と醤油清湯喰らった中でダントツに美味かったです。感動しました。泣

立川に移転する前に必ずまた伺う旨を店主に伝えつつ12時過ぎ退店すると外はこの状態。

一年でここまでのヒトを虜にする実力以上に店主の人がらや雰囲気も好感が持てる楽観。

ごちそうさまでした。にしても やはり遠方に移転するのは惜しいすねぇ