今回遠征で終始 疲労困パニオンガールのござい師匠がまさかの車内爆睡。
起きる気配もないため タロス棚の3名で突撃タイヂ。


拉麺 太极
1996年創業の人気店。岩手無化調のパイオニア的存在。
当初豚骨ラーメンを提供するも 自分にしか出せない味を追求し現在の無化調に。


2014年11月に矢幅駅前から紫波郡紫波町に移転し 自家製麺に切り替え。
入るとすぐに古い暖簾も。‪15時‬前訪問ながら客6割と人気。


デフォラーメンにウリの鶏ごぼう。魚ダシそばに鶏そばからの鶏鰹と背脂も。
さらに辛味そばに手もみ煮干しそばからの夏季限定 鶏ごぼうのつけそばが。


4店舗コラボした県産ゆきちからの小麦もりそばも提供。
オススメと売れ筋メニューも掲示。卓上はSB黒胡椒とお酢のみ。


手もみ煮干しそば
エグみ控えめの煮干風味を丁寧に抽出した和寄りの香ばし醤油清湯。
グイグイ甘旨味の無化調スープに自家製ちぢれ麺合わせの逸品。


国産小麦にこだわった弾力ハリしっかりの自家製手揉みグリン麺。
細かいウネりが和風旨味拾う喉越し良い軽快ツルモチ食感。


魚ダシそば
雑味ない魚介風味と昆布乾物旨味バランス良い余韻続く無化調醤油。
以前の豚バラ2枚からチャーシューが大判1枚に変更。



鶏ごぼう 具無し
岩手の郷土料理ひっつみからヒントを得て作られた
鶏とゴボウで丁寧に出汁をとった渾身鶏ごぼうそば。


全粒粉入りのツルパツ麺の上に ネギだけ乗せた鶏ごぼう。
個人的には こういったシンプルで力強いルックスが大好きです。


表層キラキラ油に淡い醤油ダレ効かせた滋味深い醤油清湯。
初動は鶏旨味ガツンと押し寄せ 後味でごぼう風味がフワッと。


啜り心地良いエッジ効かせた小麦薫り高い自家製ウネり麺。
ごぼう風味溢れるスープ絡み良い全粒粉使用の軽快プリモチ食感。


89点／100点
都内でもなかなか出会えないタイプで かなり印象良かったです。
ごちそうさまでした。

車内で小麦粉投げ合いしつつ次のお店に向井理 岩手満喫中。
空気の良い岩手ですくすくと育つ 小麦くんとお米くん。


中華そば びいどろ
2011年6月OPEN。普通の民家を改装したシュールすぎる隠れ家人気店。
昭和レトロな内外装だけでなく 食材にも究極のこだわり見せる工藤店主。


店内入ると思わず仰け反る びいどろワールド広がる異空間。
新登場のあさり味噌中華に黒豚あさり味噌の2種告知も。


びいどろプレミアムは岩泉産黒豚使用で正油に塩と味噌と黒中華。
中段のオリジナルはロシアン びいどろ チリトマトと摩訶不思議。


下段はスタンダードな4種。メニューの豊富さもウリですね。
国産小麦使用の上麺への変更も100円で可能。


卓上にはGABAN黒胡椒に一味からのゆず唐辛子構成。
手渡されるコップもカップ酒用のヒヤヒヤ設えで可愛らしいす。


聖子ちゃんにマッチからのお面にお弁当箱とギッシリ。
アイドルポスターにおもちゃにレコードに囲まれつつ麺喰らいます。


ワンタン麺 塩
麦くん注文のワンタン麺は通常正油ながら今回は特別に塩で。
入手困難な岩手 日野畑の番屋の塩使用した雷文器に映える渾身塩清湯。


デフォの通常麺はツルモチ食感のソフト麺に鮮やか具材合わせ。
超どデカイ材木メンマに鶏ひき肉と干し海老のワンタン搭載。



岩泉産黒豚上中華 正油
びいどろプレミアムの黒豚上中華を醤油でいただきます。
店主のこだわり詰まった このルックスにまずは驚愕。


岩泉産の柔らか黒豚バラに極太材木メンマ3本の豪快ドカン盛り。
東北らしい出汁旨味沁みたお麩に鮮やかシャキ青菜構成。


キラキラ米油浮かせた素材生かした出汁主体のコク深芳醇醤油清湯。
淡い醤油ダレに昆布乾物風味下支えの旨味グイグイくる無化調仕立て。


プレミアムの上中華に使用される上麺は 麺肌なめらか中細ストレート麺。
小麦薫りしっかりの全粒粉仕様のやや柔め優しいプリモチ食感。


後半 プレミアムだけに出される柚子胡椒を入れると
味わい深いスープがキリッと引き立ちます。


口直しにどうぞ と出てきたのはシュールなゼリー。笑
最初から最後まで完全にイニシアチブを持っていかれますね。


84点／100点
びいどろワールド全開雰囲気の中でいただく無化調醤油に舌鼓。
ごちそうさまでした。

麦くんと営業車で巡る男二人盛岡番外編のスタートです。
都会の喧騒離れ ゆったり優しい風に吹かれるのも良いでしょう。


中華そば 正太郎
元々は日本蕎麦屋として開業し 行列店弥太郎もここの暖簾分け。
今では盛岡市内に留まらず 二代目と三代目も展開中の人気店。


中華そばに塩と岩海苔。人気の濃厚魚ダシに味噌ワンタンにチャーハンまで。
右には激辛ウリの鬼平ラーメンが10丁目までのラインナップ。


夏限定は冷たい中華そば680円と中華ざる500円が。
12時前訪問で中外待ち5名ほど。回転早くてすぐに着席。


卓上には胡椒にお酢とラー油構成。人気の味噌おにぎりも。
活気ある厨房に ホールではお姉さま方がキビキビ接客。


濃厚魚ダシ中華そば
煮干銀節浮かせた魚介ガツンのパンチある濃厚醤油清湯。
淡い醤油ダレに魚介魚粉風味と香味野菜旨味下支えの口カピ仕立て。


中華そば
出汁旨味じんわり効かせた透明度高いコク深醤油清湯。
軽快プリモチ麺に消しゴム級の材木メンマが特徴の渾身デフォ中華。


散りばめられたシャキねぎに肉旨味凝縮のミシ旨豚肩ロース合わせ。
味付け抜群の激厚材木メンマはメンマニストの麦に献上。


控えめ油に鶏旨味凝縮の甘旨味余韻続く澄み切ったコク深醤油清湯。
カド無い円やか醤油ダレに煮干節や昆布旨味溢れる無化調仕立て。


細かいウネりがスープ旨味拾う 啜り心地良い150gの細ちぢれ麺。
味わい出汁推し醤油との相性抜群 硬さ適度な軽快ツルパツ食感。


88点／100点
伝統が生んだ余韻続くホッコリ中華に舌鼓。
ごちそうさまでした。

この地の前で呆然となったのが6年前。
臨時休業の札を見たときは川にダイヴしようと思ったほどです。


フラれたショックを引き摺りながら長い年月を費やしつつ
40代になった今回 岩手遠征で再度東北の雄と対峙する時がきました。


駐車場は店の前にある月極駐車場 菊の司14番～19番の6台分。
開店30分前になると 若店主が看板を撤去しにきます。


中河
1968年創業の盛岡レジェンド店。1993年に改装して現在の外観に。
親子3代によって承継された伝統あるお店にいよいよ突撃。


2014年1月には店内写真も禁止となりました。
入口を張り切って開けると 出汁薫りがふんわり。


中華そば600円のみ。大盛もチャーシュメンも無い潔いスタイル。
店内撮影禁止の張り紙貼った店内に 麺を啜る音が響きます。


卓上には胡椒のみ。レンゲも無いため直接器からいただきます。
以前は女将さんが調理してましたが 現在は寡黙な若店主がメイン。


中華そば
金色で縁取った美し丼に盛られたシンプルで力強いルックス。
鶏ベースに煮干節や昆布を煮出したキラキラ黄金醤油清湯。

脂身無い小振りの豚ももチャーは肉感強いパサミシ仕立て。
コリコリ平メンマに軽快シャキねぎと海苔のシンプル構成。


油控えめな鶏ガラ主体の透明度高いあっさり醤油清湯。
甘め醤油ダレに魚介節風味と野菜昆布バランス良い優しい味わい。

喉越し良い低加水仕様の中細ストレート黄色麺。
何気に麺量多めながらスルッと胃に収まっていく軽快ツルポク食感。


88点／100点
初動はタレ出汁弱めながら経過と共に素材旨味がしっかり。
いろんな意味で感慨深かったです。

岩手は釜石に宮古三陸から入り 翌2日目は盛岡蹴り上げスタート。
郷に入っては郷に従いつつ 赤ブー酒蔵を見るのも良いでしょう。


麺屋 十郎兵衛
2018年2月OPEN。角館名店 伊藤インスパイアで煮干提供の人気店。
本店は秋田大曲で自家製麺佐藤に次ぐ盛岡支店。


こちらも同じく7時から朝ラー営業。丸鶏豚骨など本店寄せも始動。
佐藤に近い煮干主体のメニューが並びます。


デフォの細麺 煮干拉麺に油そばからの喜多方に燕三条系の濃厚。
下段は醤油と塩の鶏豚骨につけと二郎系まで。限定で冷し煮干も提供。


秋田本店や2号店の佐藤ともまた異なる味わいと構成。
大曲本店から送られてくる自家製麺を使用。


7時半訪問で後客1人のゆったり雰囲気。迅速店長の独り切盛り。
煮干薫り包まれた店内には各地からの煮干がテンコ盛り。


卓上にはGABAN黒胡椒に名物七味からのお酢とラー油。
糖質気になる方には麺を豆腐に変更も可。時代ですね。


煮干拉麺 濃厚
ザラつき煮干風味効かせた ちと違いますが燕三条系謳う濃厚醤油。
佐藤とは異なるほんのりビターな煮干節ガツンの渾身セメント仕立て。


硬柔ちぢれがドロ煮干旨味拾う自家製グリングリン麺。
咀嚼アゴ疲れ必至の小麦薫り溢れるゴワモチ跳ね返し弾力食感。


煮干拉麺
十郎兵衛のスタンダード煮干謳われるデフォ煮干醤油。
都内でも食べ親しんだトロみ伴う苦味ボンバー。


冷し煮干
煮干氷浮かせた程よいエグみ感じる冷製煮干醤油。
しっかりシメられたコメカミ疼く軽快ザクツル麺が好相性。


煮干拉麺 あっさり
朝ラーに相応しいすっきりとした味わいの煮干醤油。
水出しで抽出した煮干出汁に昆布加えた美しい渾身スープ。


煮干合わせには珍しい繊維質高いミシ旨鶏ムネ肉2枚構成。
相性抜群のシャキたまねぎにコリコリ細メンマからの海苔合わせ。


歯触りクチりのエッジ効かせた自家製中細ストレート麺。
味わい煮干出汁との相性抜群 低加水仕様の軽快ツルパツ食感。


84点／100点
多種煮干推し アニマルオフの渾身煮干に舌鼓。
ごちそうさまでした。