磐田からダメ元で向かう社内では開いてる開いてないのジェット占いが。

日本一臨時休業の多い掛川人気店に到着すると看板に灯りが点ってます。

家系ラーメン ジェット家

2012年9月OPEN。かなり個性ある店主は1996年創業のまこと家出身。

ワンオペながら物腰柔らかい店主はこけし兄さんと親しまれてます。笑

ラーメン チャーシューメン ネギラーメン ネギチャーシューの四大構成。

トッピングはくきわかめ コーン バター 味玉 メンマ バター ほうれん草。

18時過ぎにちょうど開いたようで空席3席のみ。先客7名の注文や好みを

メモも取らずに完璧に覚え 満席になって最終的に10杯一気に提供の漢気。

10席カウンター卓上には黒胡椒 お酢 豆板醤 おろし生姜 おろしニンニク。

換気扇の凄まじい音が鳴り響く広すぎる厨房はまさにこけし店主の独壇場...

白鉢巻の無口な店主は麺を揉みながらプレーリードッグみたく席を見渡し

茹で釜や寸胴まで遠すぎて 鍋を長距離運びながらの超絶シュールな調理。

うちらの目の前には考える像と手裏剣...皆 笑いをこらえてましたねぇ

とにかく行かれる方は店主から絶対に目を離さないようにして下さい。

はっちゃんが注文した名物人気トッピングの茎わかめはこんな感じ。

さすがハマっ子 マストのライスも付け豪快にワシワシ喰らってました。

ラーメン

まこと家譲りの分厚い動物出汁ガツん トロみ伴う濃厚口カピ豚骨醤油。

お馴染み短め仕様の軽快プリモチ麺にほうれん草合わせた渾身デフォ。

出汁旨味沁みた大判味わい豚肩ロースは噛み応えあるパサミシ仕立て。

まこと家には無い味わいほうれん草にシャキねぎと大判海苔3枚構成。

厚めに敷かれた鶏油に分厚い動物出汁推しのコク深い濃厚豚骨醤油。

濃口醤油ダレに昆布乾物下支えの口カピ粘度トロみ伴う微乳化設え。

喉越し抜群 エッジ効かせた家系お馴染み酒井製麺ストレート平打麺。

動物出汁に小麦薫り感じるコシ弾力適度な短めの軽快プリモチ食感。

92点／100点

調理に動線含めかなりツッコミどころ満載の癖あるコミカル店主ながら

一気に注文覚え 完璧なトッピング提供とまこと家譲りの美味さに脱帽。

こけし店主は人志松本のすべらない話にも登場した重鎮だったんですね。

今年最後の遠征は大爆笑で終わりました。

磐田特有のサッカー熱ビンビン伝わる街に負けじとこちらもラーメン熱を。

初回駅から気が遠くなるほど長い2kmをチャリ漕ぎつつも今回はお車で。嬉

ヤマシロ

2013年４月創業。凛とした雰囲気に包まれるこの店の訪問は実に9年振り。

山本店主は荻窪 春木屋で腕を磨き 馬場人気店 渡なべ創業メンバーの奇才。

開店1時間前到着でポール。ボードに記帳したらその後 車で待機は有難し。

その後も続々40分前で4組 開店20分前には駐車場10台がちょうど満車に。

醤油そば 元祖中華そば 塩そば 黒辛醤油 麹味噌 つけめんの目移り6種構成。

各々味玉 叉焼 味玉叉焼と変則。名物だった羽付餃子は廃止になった模様。

自慢の釜焼焼豚丼にネーブル味玉も人気。麺は細麺か平打ち麺を選択です。

限定はこれまた悩まされる町中華のタンメン。TRY大賞の全国版にも掲載。

真摯な姿勢窺える割烹着纏う寡黙店主に奥様とお母さんの重厚3名体制。

仕切り7席カウンターに小上がりテーブル上にはやげん堀唐辛子と胡椒。

野菜と挽肉を中華鍋で豪快炒め生姜と味噌2種加え さらに渾身スープ入れ

中華鍋内で一気に仕上げる まさに見ているだけで飽きない店主の独壇場。

黒辛醤油そば

煎り七味に山椒やマー油効かせた分厚い魚介出汁推しの香ばしクロカラ。

濃口カエシやスパイシーさ一辺倒で無く昆布乾物旨味もしっかり下支え。

麹味噌らーめん

旨味溢れるオハコ魚介出汁と麹味噌コク風味に山椒唐辛子搭載の濃厚味噌。

自家製手揉みウネり麺に肉旨味香ばしさ備えた釜焼叉焼は見ただけで昇天。

釜で吊るし焼きし低温調理で火を入れた後 提供直前バーナーで炙る絶品叉焼。

丁寧作業で作られたコリコリ平メンマにキャベツもやし軽快シャキ野菜盛り。

自慢の分厚い魚介出汁に山椒 生姜 唐辛子合わせの濃厚スパイシー味噌

麹旨味際立つ信州味噌に豪快炒めた香味野菜旨味溶け出すコク深仕立て。

啜るたび病み付き香ばし味噌旨味絡む平打ち強靭の自家製グリん手揉み麺。

硬柔不揃い口内暴れのエッジ効かせたコシ弾力跳ね返しのムギュモチ食感。

96点／100点

麹味噌と溶け出す野菜旨味にぶどう山椒加えた唯一無二の絶品濃厚味噌。

ごちそうさまでした。

店主の所作や雰囲気含め背筋がピンと伸びますね。大行列も納得の磐田重鎮。

では ダメ元で日本一臨休の多い掛川のお店に向かいます...

広域ある天竜川のお膝元 常連客から愛される地元老舗店に行ってみましょ。

伝統と歴史守る沢井店主渾身のジャンク出汁とプリモチ麺に群がる民たち。

いこい 本店

昭和49年創業から皆から変わらず愛され続け 無色透明の塩ラーメンを提供。

ここ豊島本店に2011年11月創業の勾坂上支店と2021年4月創業の鳥之瀬店。

地元磐田に根強く沁み渡るソウルフードで ここ出身の一文字 結も味を継承。

同じ磐田市のみに3店舗展開のまさにローカル人気店に満を持しての初訪問。

醤油 塩 味噌ラーメン三大構成に各種バター わかめ チャーシューと変則。

お菓子付のお子様ラーメン450円に麺大盛とコーン入りのシンプル構成。

またチャーハンに餃子も大人気で家族やご夫婦客でシェアしてましたね。

卓上に胡椒 醤油 ラー油 お酢が。29日は特別営業で13時前でちょうど満席。

仕切り設けたL型カウンター7席に小上がり畳4人掛け3卓のゆったり店内。

大きな厨房で男性2名が高速回転調理し 脇固める年輩女性4名の重厚体制。

チャーハン

中華鍋カンカン炒めたラードと香ばし醤油ダレ漂う激ウマ炒飯。

味付けに塩加減絶妙な刻み焼豚に大量玉子搭載のパラパラ設え。

塩ラーメン

豚ガラと野菜のシンプルながら塩加減絶妙な洗練されたジャンクお塩。

透き通った分厚い出汁スープに垣間見られるプリモチ麺と鮮やか具材。

出汁旨味沁みた脂身まで甘いホロ柔豚バラロールは絶品ジューシー設え。

コリコリ平メンマに食感軽快シャキもやしと青ねぎのシンプル具材構成。

キラキラ香味油に豚ガラ動物出汁ガツんのパンチあるストロング塩清湯。

優しく淡い塩ダレに香味野菜と化調で整えられたややショッパー仕立て。

歯触りクチりエッジ効かせた多加水仕様の独特伸びある黄色ちぢれ麺。

啜るたび出汁旨味に小麦薫り感じるハリ弾力残した軽快ツルパツ食感。

88点／100点

磐田で愛され続ける濃口ショッパー塩とツルポク麺の渾身デフォに舌鼓。

ごちそうさまでした。

この後 夕方営業まで3時間ほど空くため 体力温存でしばし休憩します。

にしても見事に晴れ渡ってますねぇ

2022年も終わる29日 超激降雪の長野は諦めて西に向かうのも良いでしょう。

短パンのはっちゃんと麺話すると東名高速もあっという間のタメゴロー。謎

店先3台別にちょうど満席の10台駐車場から降りると即座に出汁薫りブワっと。

もう この段階で期待値と興奮度が一気に上がる今年最後に相応しい早朝島田。

ラーメン ル・デッサン

2016年10月創業。文化根付く静岡県内でも屈指の行列店でTRY全国版にも。

開店前 庭先でストレッチをする増田店主はフレンチシェフ歴30年の実力派。

早朝7時開店10分前で15人待ち。伝統の緑暖簾掛け一気に先頭客流れ込むも

店内満席にはせず数名待ちに。2022年最終営業日もあり活気ありましたねぇ

鴨ガラ鶏ガラ 岩手ほろほろ鳥 函館ホタテ ロースト鶏ガラ 鶏ガラ鰹煮干。

目移りする渾身五大構成に下段の鰹昆布の冷ラーメンとまぜそばも提供。

上段五大醤油は各々具無しのかけ 塩 味噌 トマトと飽きさせない重厚構成。

さらに出汁種類に合わせ素材や具材を変え こだわりの10種バターで味変も。

厨房で真摯に調理するファンキー店主と気さくな奥様に女性ホール体制。

当初26席だった店内も2人掛け4卓にカウンター6席と座席減らしゆったり。

卓上に七味 黒胡椒 白胡椒 ゆず胡椒。地元らしく大きなヤカンから静岡茶が。

店内流れるハードロック聴きつつ絶妙なオペと案内で着丼までちょうど1時間。

岩手ほろほろ鳥出汁のしょうゆラーメン

長時間ゆっくり煮出した食鳥の女王岩手 ほろほろ鳥ガラ旨味凝縮の渾身清湯。

ほろほろ鳥のしっとり肉厚むね肉にホッコリ煮玉子と貝割れ刺激アクセント。

表層キラキラ鶏油に淡い醤油ダレ効かせた分厚い鶏旨味溢れる濃口醤油清湯。

国産の黒トリュフバター溶かしつつ もち小麦使用のツルパツ麺とも相性抜群。

鴨ガラ鶏ガラ出汁の醤油かけラーメン

ローストした鴨ガラ 国産丸鶏に鶏ガラ豚足搭載の動物コク推し醤油清湯。

豚バラ 煮玉子 豆苗具材は避け 麺とスープのみ素材旨味愉しめるかけを。

分厚い鴨と鶏ガラ動物出汁旨味ギュッと詰まった余韻続く渾身醤油清湯。

甘旨味特徴の醤油ダレに魚介と函館産ホタテ旨味下支えのコク深仕立て。

啜り心地抜群エッジ効かせた低加水仕様の160g自家製ストレート中細麺。

噛むたびコメカミ疼きつつ小麦薫り感じる歯触り良い軽快ザクツル食感。

迷わず選んだ生姜バターが大正解で 初動生姜風味がしっかり前面に出つつ

後半バター独特のコク旨味と余韻が鴨鶏の動物出汁に邪魔せずマッチング。

92点／100点

バリエーション豊富な出汁構成と自家製麺に各種味変バターのルデism。

食べ進めながら変化する旨味風味とバター効果が特徴 唯一無二の逸品。

にしても今回の静岡愛知巡りは慎重に絞ったのもあり全て快調でしたねぇ

ごちそうさまでした。

伊東に行くならハトヤ 駅前に何も無いとはどういうことや。
以前同行したタロス師匠の怒号リフレインが耳をかすめます。


支那そば 福々亭
1999年創業 支那そばや藤沢店出身。12時過ぎ訪問で外待ち3名。
佐野実に従事した朴訥な店主と奥様の緊張感ある2名体制。


醤油と塩のみでサイド無くトッピングのみのシンプル構成。
麺かため受け付けない まさに鬼才譲りの正統派メニュー。


卓上には醤油味用と塩味用の胡椒に醤油が。これ後半パンチに最高です。
気を抜いてると大釜で泳がせた麺を店主が軽快平ザル捌きで高速収拾。


醤油らーめん
まろやか鶏油に甘旨味溢れるコク深じんわり醤油清湯。
優しいカエシに魚介風味効かせた輪郭はっきり上品仕立て。


脂身過多の柔らか肉厚チャーにコリコリメンマからの九条ねぎ構成。
ちなみに醤油と塩で スープも麺も完全に変える丁寧構え。


塩らーめん
前回ボヤけた印象の醤油はクッキリで 対極にこの塩はコク弱で輪郭ぼんやり。
相変わらずの美し器に盛られた 美し黄金設えの上品具材仕立て。


脂身過多の肉厚豚バラチャーにコリコリメンマ構成。
表層まろやか油に浮かせた刻みネギに香ばし揚げネギの上質二重奏。


まろやか鶏油に香ばし揚げネギ効かせたキラキラ塩清湯。
キレキレ塩ダレと魚介風味推しの出汁感弱めの激アツ仕立て。


啜り心地良い麺肌滑らか自家製細ストレート麺。
小麦香り良いスープにしっかり絡むツルスベ食感シルキー設え。


79点／100点（醤油 84点）
キラキラ鶏油に香ばし揚げネギ効かせた塩清湯。下ブレなのか少々残念でした...
啜り心地良い滑らか自家製麺に脂身過多の味わい豚バラ合わせ。


今回は醤油キレに出汁感強い支那そばや渾身の醤油が激ウマでした。
ごちそうさまでした