Hi,everyone.などと言おうもんなら 白目剥く日本人でも海外にいざ行ってみると
すんなりコトバが躍ってしまう海の向こうの そのまた向こう。
愛用の
一眼レフで NYのお店を撮っていきます。
NY滞在中に武田が行った唯一の流行りラーメン店。
Hidechan Ramen日系企業や日本レストランが並ぶビジネス街のミッドタウンイーストにあるお店。
ココロ和む大きな赤提灯提げた本場博多の秀ちゃんラーメンがNY進出。

この店は日本人の評価とNY在住の評価が平均的に一番高いので。
事前にたくさん調べても手法限られ 結局は行ってみて分かることがあるし。

屋号は博多で展開する河原秀登社長の名前から。
博多を知り尽くす
この方のブログが一番分かり易いかも。
さらに店頭にメニュー構成表掲げるA看板も 客を取り込む環境として
こうして路上に出すスタイルはNYではあり得ない戦略手法。

マーケット感覚を確認し 客のニーズや優先順位も知りたくなるサガ。
階段上がって2階がエントランス。夜19時で12名そこそこ待ち。
日本で考えるとせいぜい3ロット換算でしょ。座席は全部で約30席。
テーブル席4つにカウンター12席構成。このキャパで成り立つ回転率。
で まさかの1時間半待ち配膳されるまでにかかる時間。関内二郎ならすでに炎上の域。
ラーメンなんぞ熱いうちにサクサク食べちゃおうと云う習慣ないす。
テーブル席では愉しそうにワインを胃に流し込み
レストランと同じく限られた時間を目一杯至福のときとする客ばかり。

受け継ぐスープは一度日本から持ち込み 俗に云う呼び戻しをしたらしく。
それにしても継ぎ足しでつくる博多製法を ここNYで再現できるのかしら。

ホールは全員が日本人スタッフ。厨房側は逆に現地スタッフ構成。
日本語だらけの水泳大会。久しぶりに交わした日本のコトバ。
今までで一番重く喉を通過した 深呼吸してNYに来てまで言うコトバ。
まさかの 麺バリカタで。
少し視野広げて見渡してみるとサービスや演出も最低限すね。
デフォ博多豚骨9.5ドル。チャーシューメン12ドル。全部のせ15ドル。

豚骨らーめん以外でつけ麺あるも 果たしてつけ文化がハマるのかは不明。
つけ麺の豚骨スープは鰹と昆布の魚介系合わせのコク深い豚骨魚介。

少し話を聞いてみると 現地での食材調達にも力入れており
アメリカのブランド豚 バークシャー産ポークを使用してスープを作るそう。
餃子焦げまくりを許容範囲とするかは個人のココロ深さに任せるとして
即座のサーブ皆無のアツアツじゃないのが気になるところ。
博多豚骨らーめんあまりかけたくない期待と多大なる不安が入り乱れながら
レンゲをゆっくり持ってみてスープを啜ってみましょうか と。

豚臭み皆無の口当たりまろやかな豚骨出汁推しの口カピ濃厚豚骨。
背脂独特甘みと豚風味が口いっぱい広がる一晩じっくり煮立てたスープ。

歯触りにスープ絡み良いパツンとキレる食感特徴のストレート細麺。
ただ普段日本でも豚骨喰わないんで こうして接するのもフシギな感じ。

豚味わいしっかり沁みたホロ柔豚バラロールは美味いすねぇ
隣りの中東方々はスパイシーラーメンに追加でスパイシーを注文してるし。

テーブル席の地元客はラーメンすっかり食べ終えてビールしこたま呑んでます。
郷に入っては郷に従うわけにもいかず 武田はトットと退散します。
64点/100点
得点と云うより 文化と人民によるラーメン特典ですね。
やはり麺とスープに真摯に向き合う というより愉しんでます。

ただ日本人のソールフードであるラーメンが
こうしてアメリカの間で 人気高い日本食になっている事実。
とても喜ばしいことでした。